国生さゆりと新田恵利の因縁の実態､今になって和解をアピールする理由!

国生さゆりと新田恵利の因縁の実態､今になって"和解"をアピールする理由!

AKB48が"国民的アイドル"に成長して久しい昨今､秋元康の元祖プロデュースユニット･おニャン子クラブもそのブームに便乗してか､何かとアツい｡

｢サントリー BOSS贅沢微糖｣のCMでは､メンバー11名が再結成を果たし､CM内で｢セーラー服を脱がさないで｣を披露し注目を集めたが､最も話題を読んだのは国生さゆりと新田恵利の"犬猿の仲"と呼ばれた二人の"和解"だ｡

2010年7月､東京･有楽町のクラブディアナで同じステージに立ち､新ユニット結成をアピール､完全和解したと報じられた｡
国生さゆりはテンション高く､
｢私たちが2人でここに立ってるのって､すごくな～い?｣
と報道陣に仲の良さを見せつけ､一方の新田恵利も､
｢(二人の仲は)悪くなかったですよ｡仲良くなかっただけ｣
とちょっと笑えないジョークを飛ばした｡

何故結成25周年を迎えたこの時期に"和解"をアピールしたのか､真意は明らかでないが､それからというもの国生さゆりは何か吹っ切れたように新田恵利との"因縁"について番組内で語り出すようになった｡

8月10日放送のフジテレビ系『カスペ!芸能界の告白』では､国生さゆり･新田恵利両者が出演し当時の関係を赤裸々に告白｡
学生時代､陸上部キャプテンだった国生さゆりは､その体育会系気質で競争心が強かった｡
新田恵利は対照的に､割の良いバイト感覚で加入したそうだ｡

｢遊び感覚でやっていた私達と､真剣に芸能界を目指していたさゆりちゃん達(国生さゆり･河合その子･城之内早苗らいわゆる"ソニー組")とは合わなかった｣
本人の口からも､このような派閥があったことを認める発言がなされている｡

国生さゆりは後輩である河合その子や城之内早苗が自分よりも優遇され悔しい思いをしていた頃､新田恵利はその圧倒的なファンレター数からか､冠番組『夕やけニャンニャン』を週5回中2回も"通うのが大変だから"という理由で欠席することを許されるVIP待遇を受けていた｡

おニャン子クラブの代表曲｢セーラー服を脱がさないで｣でも境遇は正反対｡
新田恵利がメインボーカルに選ばれたのに対し､国生さゆりはバックコーラスの立ち位置｡しかもマイクのスイッチはOFFだったというから本人にとっては屈辱だろう｡

さらにソロデビュー時でも二人の扱いには大きな差があり､国生さゆりのデビュー曲は｢バレンタイン･キッス｣であるが､ジャケット写真は自分でスタイリング･メイクをし､雑誌の取材の合間に撮った写真が使われたという｡
一方､新田恵利はソロデビューの話を一度断っており､理由は
｢(自分に対するメンバーからの)風当たりが強く､怖かったから｣
だと話していた｡

国生さゆりの人気が無かったわけではない｡おニャン子クラブ全盛期､彼女の人気はトップクラスだった｡
それでも､その更に上を行く新田恵利とは､待遇に天と地ほどの差があったのだ｡

とはいえ､当時を知る者は､"どっちもどっち"だという声もあり､新田恵利が｢新･会員番号の歌｣という曲の歌詞で
｢時々わがまま言って周りの人を困らせるでも許せる笑顔が武器よ｣
と自分の性格が悪いことを公に認める詞を歌った｡
国生さゆりは国生さゆりで､ブラシで髪をとかしながらインタビューに応じ大バッシングを受けたことがある｡
また､後輩ながら自分より先にソロデビューした工藤静香らにキツくあたっていたのも事実で､今でこそ当時の悪態を反省しているものの､性格面では問題児の一人といっても過言ではなかった｡

デビューから25年が経ち､殆どのメンバーが芸能界から引退し平凡な生活を送っている中､国生さゆりはテレビ朝日系『ロンドンハーツ』の｢格付けしあう女たち｣常連メンバーとして､同世代または後輩タレントたちをトークバトルを繰り広げている｡

今になって新田恵利との仲の良さをまじまじとマスコミに見せることが出来るようになったのは､彼女の中で一つ､"バラエティータレント"として新田恵利を超えたという確信を得られるようになったからかもしれない｡
そんな国生さゆりを新田恵利がどう思っているかは､本人のみぞ知るところであるが｡

◆関連ニュース