岡村隆史復帰回の｢めちゃイケ｣視聴率が意外な惨敗!?

11月27日放送のフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』にて､約4ヶ月間休養していたナインティナイン･岡村隆史が無事復帰を果たした｡

既に放送前日､大手メディア及び吉本興業が正式に復帰を発表済だったことも影響し､同放送へ向けられる視聴者の期待は計り知れなかった｡
『めちゃイケ』に最も欠かせない存在であり､OAでレギュラーメンバーと抱き合ったシーンは多くの感動を運んだだろう｡

となると､OA後気になるのが視聴率｡
ネット上では､放送翌日の日曜日にも関わらず､"めちゃイケ視聴率35.2%"という情報が伝播｡
視聴率を集計するビデオリサーチ社は通常､週末分の数値は月曜日にまとめて公表するため､日曜日に視聴率が発表されることは有り得ないのだが､言い換えればデマが飛び交うほど日本中が『めちゃイケ』の動向を気に掛けていたのである｡

11月29日になり同社が発表したところでは､『めちゃイケ』11月27日放送分の視聴率は18.2%だった｡
同番組が2時間特番以外で18%を超えたのは､およそ3年と約9ヶ月ぶり｡
十分な好視聴率とも言えるが､実は他の回や他番組と比較すると､さほど高い数字でもない｡

番組史上最高視聴率をたたき出したのは､2004年10月9日放送｢オールスター夢の激突!!8周年感謝スペシャル｣｡
今や伝説となった｢国立め茶の水女子大学付属高校｣の中間試験で､"バカまん"を座をかけて12名の生徒が試験に挑んだ｡
その結果､最下位となった若槻千夏が"バカまん"の称号を獲得｡
台風直撃で在宅率が高かった影響もあるが､33.2%という歴史に残る高視聴率はもう破られることはないだろう｡

特番でなく､通常回での最高視聴率は､1999年2月27日放送｢14年越しの夢実現!新田恵利の家に行こう｣｡24.2%という大記録は未だに破られていない｡

大のおニャン子クラブファンだった岡村隆史とよゐこ･濱口優が､新田恵利の自宅を訪問し､｢冬のオペラグラス｣をアカペラで披露してもらうなど青春の思い出に酔いしれた｡

また､他番組との比較では､SMAPの稲垣吾郎が公務執行妨害･道路交通法違反で現行犯逮捕され､約1年5ヶ月間謹慎処分を経て復帰した､2002年1月14日放送フジテレビ系『SMAP×SMAP'02緊急生放送!』は34.2%｡

ビートたけしが1994年8月2日に起こしたバイク事故で約半年間休養､復帰後初出演となった同局『平成教育委員会』は35.6%といずれも超高視聴率を記録していた｡

以上の視点から分析すると､岡村隆史の復帰回18.2%もあまり良い数字とは言えない｡
とはいえ､勿論同時間帯では1位､テレビ離れが加速する現代において､大河ドラマや特番ではなく通常回のバラエティーで18%台は立派とも言える｡

いずれにしても､本当の正念場はこれから｡岡村隆史の話題も落ち着いた後､以前のような高視聴率を安定して出せるかで､真の正価が問われる｡

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