「ロンドンハーツ」で田村淳がテレ朝に不満! 50TA企画が封印に!?
8年連続日本PTA全国協議会が選ぶ「子供に見せたくない番組」第1位に選ばれている、テレビ朝日系『ロンドンハーツ』。『イナズマ!ロンドンハーツ』時代から数えると放送開始13年目を突破した同局長寿番組の一つで、実に番組史の半分以上がPTAに批判の目を向けられた状況下に置かれている計算となる。
『ロンドンハーツ』を象徴する企画といえば、幾多の芸能人がハマってきた壮大なドッキリ。
青木さやかは同番組のドッキリをキッカケに写真集を発売し、狩野英孝は本物のライブ会場で"50TA"名義のコンサートを開催。"ポン村上"こと村上健志(フルーツポンチ)に対するドッキリのお仕置きの為だけに家を建て、彼を二階から一階へ落としたシーンは今も記憶に新しい。
かつて番組開始当初は芸能人・一般人問わず恋愛の悩みや不満を解決したり応援するコーナーが多く、トラップガールを接近させてターゲットの浮気心を探る「The Bl@ck Mail」は現在も「マジックメール」と名前を変え継続中。
数々のドッキリを"ガチ"を公言するとおり、莫大な費用と予算を掛けて念入りな準備と数ヶ月に及ぶ撮影期間を費やす、最も力を入れている企画で言える。
近年は権利の都合上等を理由に素人が出る企画はほぼ消滅。「格付けシリーズ」を筆頭に「有吉先生のタレント進路相談」や「私服センスなし芸人??1決定トーナメント」「奇跡の1枚」「ラブマゲドン」といった芸人に焦点を当てた企画が増えた。反対に2000年代中期頃まで度々放送された壮大なドッキリ企画は影を潜めつつある。
『東京スポーツ』によると、テレ朝上層部から同番組に向けて"経費削減"通達が下ったといい、それを田村淳は不満を露わにしているという。
最もたる原因は3月に起きた東日本大震災。テレビ局の主な収入源となる広告収入がCM自粛の影響で激減した。
同紙は、『ロンドンハーツ』がテレビ朝日が手掛ける番組の中で二番目に制作費が高い番組だとし、一回分あたりの平均費用はおよそ2000万円。
前述の通り、大規模な仕掛けを用意するドッキリ企画では、さらに数倍へ跳ね上がる。
司会を務め幾多のドッキリを成功させてきた田村淳は「そろそろ50TAの大規模ロケがしたい」「この先どうなるのか・・・」とやりきれない思いに駆られているとか。
一般的なトークバラエティーとは一線を画す、大規模かつ思わず視聴者が同情してしまう酷な仕打ちを仕掛けてこそ『ロンドンハーツ』の名が輝くもの。
倫理観の変化から、下世話路線を地で行く番組は減少傾向にあり、往年のバラエティーファンには寂しい日々が続く今、とことん振り切った下品な番組があっても良いのではないだろうか。
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