青木隆治がものまね界世代交代完了へ! 惨めなコロッケ成す術なし!

昭和が生んだ大スターが21世紀に蘇った･･･ものまねタレント･青木隆治が歌う｢愛燦燦｣はまるで美空ひばりが地上に舞い戻ってきたのかと錯覚させ､もはや"モノマネ"の次元を超えた完成度を誇る｡

美空ひばりの一人息子(養子)で現ひばりプロダクション代表取締役社長を務める加藤和也も､
｢あそこまで母に近い声を出せる男性がいらっしゃると思わなくて一番最初にお聞きしたときは仰天しました｡青木隆治さんの神懸かったものまね､私はめちゃくちゃ感動しました｣
とコメントを発表｡

日本テレビ系『ものまねグランプリ』では同プロダクション全面協力のもと､美空ひばり生前の映像と青木隆治がセッションを果たし｢愛燦燦｣を披露｡
天国にいるはずの美空ひばりに青木隆治がコーラスで掛け合い､サビでハモるシーンは"二人"の美空ひばりが一つになった瞬間だった｡

"奇跡の歌声"の名に恥じぬ､いやキャッチコピーすらあっさり凌駕する完成度の高さは業界内外から高く評価され､彼のブログには常時1000件以上ものコメントが寄せられている｡

青木隆治は現在30歳｡数々の大御所が顔を揃えるものまねの世界では若手中の若手でありながら､4月7日に放送された『ものまねグランプリ』では､コロッケ･原口あきまさと並び"BIG3"扱いとなり､｢奇跡のリクエストSHOW｣と題してスタジオゲストからのリクエストに次々と応える特別企画にも登場した｡

｢BIG 3なんて…俺はそんな器じゃない｣､OA後謙虚にそう綴っていた彼であったが､同企画は青木隆治の独壇場と思えてしまう展開だった｡
大先輩･コロッケが"真っ直ぐ進めない赤ちゃん""工藤静香のあいうえお"などポイントを突いたものまねを見せると､青木隆治へはレパートリーの一つ･湘南乃風｢純恋歌｣のリクエストが｡

湘南乃風ボーカル･HAN-KUNの高音ボイスを見事に再現した歌声にスタジオが湧く中､コロッケが｢ちょっと待った!｣と割って入り｢(パネルに)ないけど､やってんの｣と自己申告｡
新たなレパートリーとか思ったら､"ビューッ"と風の音を再現するのみ｡湘南の"風"を表現したつもりだろうが､会場が苦笑いなのは明らか｡

コロッケは美空ひばりのものまねもレパートリーに持つ｡
その為､青木隆治とのコラボものまねをリクエストが入るも､｢(美空ひばりを)隆治の前でやるの!?｣と焦りの表情｡
かたや本家が認める達人芸｡仕方なく美空ひばりを歌うとみせかけて美川憲一のものまねに回避するしか選択肢はない｡
｢美川さんダメ!?｣｢あの後やれないでしょう｣笑いで誤魔化す大先輩から早くも完敗宣言も飛び出した｡

青木隆治には立て続けにリクエストが入り､東方神起のものまねも披露したがここでもコロッケが自ら対抗馬を立て｢俺がやってるのと全然違うな｡俺がやっていいの!?｣と言いながら披露したネタは｢どうして顔がデカくなってしまったんだろう｣と替え歌｡
ゲストで出演していた相武紗季がカメラに抜かれると､その表情は苦笑い｡
｢結局そのパターンか｣と心のなかで叫んだタレントも多かったのではないか｡

東方神起のものまねで声がひっくり返ってしまい､中島美嘉のものまねは少々強引な所があるなど､まだまだ本人も自分の出来に満足はいっておらず､同日MVPを獲得出来たのも多くのファンのおかげだと述べている｡

一方､20歳年下の若手相手に後手後手に回るしかなかったコロッケのものまねは､昔ながらのスタイルそのままに笑い重視に徹した｡
従来のものまね界では未だ"大御所"と言えるも､青木隆治が歴史を塗り替えてしまったというべきか､全く別の帝国を築き上げてしまったと表現するのが正しいかもしれない｡

純粋に｢すごい｣と思える芸と､良い意味での茶化しをメインにした芸｡
前者は心底から感動でき､後者は編集で笑いの量を足すのが必須の状況｡

2011年7月にはCD&DVD発売も予定されており､青木隆治が記録にも記憶にも残る作品を世に送り出すとなればオリコンランキング等は勿論話題を呼ぶことは間違いないだろう｡

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