千秋が明かす｢ウリナリ｣時代のビビアン･スーとの冷酷な因縁!

9月11日に東京･日比谷野外大音楽堂で行われたET-KINGのワンマンライブにシークレットゲストで出演した際､かつて人気を博したポケットビスケッツの復活について言及した千秋｡
メインボーカルを務めていた千秋は､
｢正直(復活を)企んでいます!｣
と高らかに宣言し､
｢ウッチャン次第なんですよ!｣
とウッチャンナンチャン･内村光良に呼びかけた｡

ポケットビスケッツは､1996年から2002年まで放送されていたバラエティー番組｡
｢ウリナリ芸能人社交ダンス部｣は世間に多大な影響を及ぼし社交ダンス人口が急増｡
そして最も有名な企画こそ､ポケットビスケッツとブラックビスケッツである｡

先に､内村光良･ウド鈴木･千秋から成るポケットビスケッツが結成され､後に南原清隆･天野ひろゆき･ビビアンスーから成るブラックビスケッツが結成｡
二組はライバル同士として様々な対決を繰り広げたり､実際にCDを発売し売り上げを競うなど､共に番組の中核を担う存在として注目を集めた｡

ブラックビスケッツは1999年に､ポケットビスケッツは2000年にそれぞれ解散の時を迎え､以降主だった活動は行っていない｡
という状況下で､千秋は10年ぶりの活動再開を望んでいることを明らかにしたわけである｡

内村光良率いるポケビと､南原清隆率いるブラビはあくまでも設定上のライバル関係だったわけだが､千秋本人によると､千秋とビビアン･スー間の関係だけはそう簡単には片付けられない複雑なものだったそうで､当時はピリピリした間柄であることを自身のブログで告白している｡

ポケビVSブラビ対決の中心となった千秋とビビアン･スーの"抗争"は､ブラビ側から仕掛けられたものだった｡
当時の心境を千秋は､
｢ワタシの前に突然現れたビビアン｡
ポケビの前に突然現れたブラビ｡
いつも突然で､その度にワタシは唖然としたのだった｡
そしてかなわない相手と知りながら戦い続けるのだった｡｣

と､アジアンビューティーなオーラを兼ね備えた美女と比べられることを窮屈に感じていたようだ｡
さらに､ルックスを比較された挙句､このような"仕打ち"も受けていた｡

｢周りに気を遣えて､いつも笑顔のビビアンに､男性スタッフはみんな『あーあー｡ビビアンは可愛いなあ｡それに比べてお前は･･･』｣

それでも､千秋とビビアン･スーは次第に打ち解け､親交を深めていったという｡
だが､仲良くなることが新たな問題の発端となってしまう｡

｢千秋､ビビアンと最近仲良くしてるだろ？俺はお前の為を思って忠告するけど､やめた方がいいよ｡
だって､ビビアンは迷惑がってるから｡
悲しいかもしれないけど本当なんだ｡ビビアンのスタッフ側から困ってるからなんとかしてくれと言われたんだ｡｣

ビビアン･スーと距離を縮めたと思っていた千秋には､あまりにショックな一言だった｡
勿論彼女に､何か思い当たる節は無い｡それどころか､
｢ビビアンに聞いても多分知らないと言うから聞かない方がいい､このまま黙って距離を取るのが最善策だ｡｣
とスタッフに釘を刺される始末｡

それ以来､千秋とビビアン･スーは､仕事場以外で顔を合わせることが無くなった｡
実際には､ビビアン･スーが千秋のことを嫌っていたのではなく､マネージャーや事務所側の方針の一環だったのだが､"裏切られた""失恋した"ような気分に陥ったという｡

後々になって､ビビアン･スーにこの一件について尋ねてみると､彼女は､
｢知らない｣
と答えたそうだが､それは口止めされているのではなく､本当に複雑な事情を伝えられていないのだと確信した千秋は吹っ切れ､再びビビアン･スーと仲良くなることが出来たそうだ｡

ユニットが解散してから10年以上が経過した現在でも､二人は交流がありビビアン･スーは千秋に
｢離れていても､いつも応援しているよ｣
とメッセージを送っている｡

『ウリナリ!!』全盛期には､表には出せないイザコザもあったようだが､今ではそれも清算し､個々がそれぞれの道を歩んでいる｡
ビビアン･スーも､2010年に日本での活動を再開することを発表した｡

彼女たちの心内では､既に復活への想いは十分に高まっているのだろう｡
あとは､リーダーであるウッチャンナンチャンの鶴の一声に期待したい｡

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