中山秀征は何故｢つまらない!｣と非難されるのか? 番組内での発言を徹底検証!!

現在『おもいっきりDON!』の司会を務め､日テレお昼の顔としてすっかり定着した感がある､中山秀征｡

1985年にデビュー､10代の頃はアイドル的人気を誇り､40代になった今でも爽やかなイメージが強く､お昼の番組には適任とも言える｡

しかしながら､世間の評価は必ずしもそうとは言えず､｢つまらない｣｢何故なにも芸が無いのにテレビに出れるのか!?｣といった批判が多いのも事実｡

世間からの冷たい声に拍車をかけたのが､2009年5月18日にTBSラジオ｢月曜 JUNK 伊集院光　深夜の馬鹿力｣で伊集院光が｢一ッ個もおもしろいこと言ってないんだけど､『おもしろいこと言っただろ?』っていうリズムをすごい出す｣｢不安になってくるよ､すごい不安になってくるよ｣｢ギャグのリズムでギャグじゃないこと言われてる｣で痛烈に批判したこと｡

2009年10月からは､午前中10:25～を『おもいっきりPON!』とタイトルを変え､司会の座もビビる大木とますだおかだ･岡田圭右に譲ったため､2時間の生放送出演となったが､5月時点は約3時間半生放送に出演していながら本当に"一ッ個もおもしろいこと言ってない"のか､実際の中山秀征の発言を基に検証した｡

～番組オープニング～

･夏目三久アナ(降板前)に｢本日は?｣→夏目｢キレイになる火曜日です｣→中山｢はーい､たっぷりキレイになっていただきましょう｣

～中継リレー～

･中野ブロードウェイに中継を繋ぎ､当時話題になっていた松本人志の結婚に関連して｢あ､腕を組んでたというのはそのブロードウェイなんですね?｣｢じゃあ､愛のストリートかも知れないですね?｣
･優香のモノマネで有名な麦芽の小出が､小林麻耶のモノマネでカメラに映る｡→｢こんだけ引き(画面)なのに(まやまやと)シルエットが違う｣
･小出と一緒に松野明美がいつものテンションで映る→｢ちょっとあのすいません､電波障害でしょうか､なにか混線してますね｣
･中継終了時｢はい､ありがとうございましたー､これだけのためにご苦労さんです｣

～DJ MICKEYの特だね一本～

･井上公造が登場し､松本人志結婚について語る→｢いちばん(結婚を)しなさそうな方だった､ってことですね(一部略)志村さんは未だにそれ(独身)を貫いてらっしゃいます｣

～シネマランキング～

･映画『ブッシュ』の宣伝で博多華丸が肩越しに靴をつけている→｢ブッシュといえばこの靴だと｡投げられちゃったねー覚えてますよ記憶に新しいですよーブッシュさんもね､ギリギリ間一髪でよけてましたよ｣
･ブッシュTシャツがあることを知る→｢エリカさんの旦那が着てそうなTシャツだよね｣
･ブッシュの紹介で父のコネで大学に入ったことを知り→｢けっこうやってくれるんだね｡自分の立場云々よりもそのときの欲求のように動く､というかね｡ま､人間味があるっちゃある｣

～オシえてDON～

･｢あなたならどうする｣のジングル曲が間延びする→｢これいちいち長いんじゃないですか? いつも｣
･『人は｢話し方｣で9割変わる』の著者･福田健登場→｢日常生活を円滑にするためにはことばってのは非常にたいせつだ､ということですね｡特に泉ちゃん､よく覚えておいてくださいね｡けっこうトラブルになりがちでしょ?｣
･｢法事(を言い訳に使うこと)は多いですね､何人も殺してますよ､だって｡親戚中ね｣
･夫婦ケンカの話→｢(家庭内での自分の居場所は)台所がすっかりもう馴染んでまいりましたね｣
･夫に家事を手伝ってもらいたい時どう言ったらいいか､という話｡中山秀征はあまりしないと言い→｢よけるだけです｡掃除してて「ボクは居場所に困るだけ｡やってないところに動いてますからできれば家にバミリが欲しいなって｡ここに立っていて､って決められれば立ちますけどね｣
･森泉がちょっとマヌケな発言をして､福田健が答えようとする→｢あ､だいじょうぶです先生答えなくて｣

～スタアとスイーツDON !!べりー～

･ルートビアをお土産に持ってきて試飲した際に→｢これ､湿布的な?｣
･出されたアイスが固かった→｢もうちょっと本番前に解凍しといてくれないと!これ｣
･散々色々ツッコんだあげく→｢沖縄を満喫させていただきました｣

～DJ ミッキーの特ダネDON!～
･美しすぎる市議･藤川優里からコメントが届いた→｢地元にとってはいいことだからね｡なんかプロモーションビデオみたいでかわいらしかった｡水着になったりとかさ､あとは浴衣だったかな｡ふつうの観光案内なんかで見れないからね｡…え､オレがなんかこれカド立つ? 見せるためにいろんな趣向を凝らしたってことですよね｡｣
･川合俊一がバレーボール選手をビーチバレー界に引き抜こうとしているニュースの話題→｢でも実際(室内と屋外では)まったく違うみたいよ｡あのかおる姫ですら苦戦するわけですからね｡その難しさは実際違うみたいですけれどね｡まぁ詳しいことはぜひ川合さんに｡『そんな難しいこと考えてねーんだよ！』って､そんなコメントでしょおそらく川合俊一という男は｡『すいませんどうも』みたいなそんな男です｣

～にしおか&益若のつばさんぽコレくるDON!～

･特大ソフトクリームをにしおかすみこが食べようとする→｢にしおか下から行く(食べる)かおまえ!聖火ランナーみたいになっちゃうよ｣
･中野ブロードウェイのとある洋服屋で､蛍光色の服が多く陳列されていた→｢エレクトリカルパレードみたいですよ｣

～丸岡いずみのニュース～

･外国発の5人乗りエコ自転車の話題→｢ちょっと不安定だよねうしろの人｡ひとりくらい落ちても気付かない､っていう｣

～マグロ(番組内での一言ネタコーナー)～

･タイトルコール→｢マグロ! ありがとうございます｣
･中山秀征のついた究極のウソ→｢ボクあのー､夜の街のお店で『この店初めてですか?』って言われて､だいたい『初めてです』っていう｣

～エンドトーク～

･麦芽の二人がスタジオに登場､松野明美のモノマネをしていた小出がゼッケンをしていたがVTRでは分かりづらかった→｢天カメではぜんぜん気付かなかったです｡えー非常に残念な結果でございますけれども｣

記載しただけでも､よくもまぁ色々と喋っているといった印象の中山秀征｡実際のOAではこれの数十倍喋っているが､単なる相づちや相手の言ったことを言い直しているだけの発言は掲載するまでもないので割愛した｡

中山秀征のトークの特徴として､語尾にいくつかのパターンがある｡
一つは､｢･･･っていう｣これは軽くボケた時や､何かにツッコむ時に多用される｡
二つ目は､｢･･･だと｣これは､相手の言ったことを､自分の言葉で置き換えた発言をする際に多用｡ただし､言い換えた内容に自分の知識などが追加されることは少ない｡
三つ目は､｢･･･んですね!｣これは事実の事柄を言う際に多用される｡

同じような言い回しを何度も繰り返し､中山秀征が喋っている時間そのものは他の情報番組やバラエティーの司会者と比べ圧倒的に長いため､ボケやギャグを殆ど言っていないように聞こえるのだろう｡

ただし､あくまで『おもいっきりDON!』を情報番組と捉え､的確に視聴者に情報を伝えるという意味では､中山秀征のトークは相性が良いと考えられるので､笑いに耳が肥えた視聴者には嫌われても､テレビ業界人からは好まれると思われる｡

もっとも､中山秀征の最大の強みは､所属事務所がナベプロ､ということなのであるが｡

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