アンジャッシュ･渡部建とカラテカ･入江慎也のガチナンパ成功テク完全紹介!
9月6日に放送された日本テレビ系『芸人報道』では､｢芸人報道!裏取り超スクープ1時間スペシャル｣と題してこれまで番組内で挙がった話題を徹底検証｡その中の一つで､芸人界でも屈指のナンパ師として有名なカラテカ･入江慎也と､アンジャッシュ･渡部建､どちらのナンパが優れているのか競う｢渡部記者VS入江記者｣がOAされた｡
入江慎也は､"数打ちゃ当たる""ナンパがガッツ"をモットーとし､一方で渡部建はスマートなナンパこそ真のナンパであると豪語する｡
そんな対照的な二人が､街に繰り出して実際に歩いている女の子をナンパ｡その一部始終を追った｡
今回対決の舞台に選ばれたのは神奈川･町田｡
ここからは､芸人と女性のやり取りを事細かに紹介する｡実際自らがナンパをする時に参考にしてもらえれば幸いだ｡
まずはカラテカ･入江慎也｡
冒頭では､
｢スタッフさんに『町田で大丈夫ですか!?』って言われたけど､俺にとってはナンパの場所は全然関係ないですから｡ナンパっていうのは､男と女の押し相撲｡｣
と気合十分なコメント｡
彼の作戦は､とにかく多くの女性に声をかけ､携帯番号･メールアドレスを集めること｡
制限時間は両者ともに2時間である｡
まずは､20代前半の女性に声をかける｡(以下､入＝入江慎也･女＝声をかけられた女性)
入｢すみません､ちょっと話しかけてもいいですか?｣
女｢なんですか!?｣
入｢吉本の芸人って興味ない!?｣
入｢カラテカってコンビの入江ですから｣
女｢そうなんですか?なにやってるんですか?｣
入｢ナンパしてるんだって!｣
入｢なんですかって､可愛いからさ｣
入｢じゃあ今度遊んでよ!｣
女｢なんでですか?｣
入｢かわいいから友達になってよ｣
入｢ワン切りだけさせて｣
女｢いやいや､教えないですよ｣
入｢このチャンス逃したら無いって!チャンスだから教えて｣
女｢じゃあ(連絡先)送ってくれたら･･･｣
入｢じゃあ赤外線送るよ｣
女｢じゃあ空メールだけ送りますね｣
入｢(交換し)ありがとう｣
相手の女性は入江慎也に対して興味は無かったようだが､粘り強く絡み続けた結果､どうにか番号をGETすることが出来た｡
間髪入れずに入江慎也は別の女性に声をかける｡
入｢今度よかったら芸人さんと遊ばない?｣
女｢芸人なんですか!｣
入｢カラテカの入江!｣
女｢あ､知ってる!｣
入｢マジで!? ちょっとこっち来て｣
女｢えっ､イヤですよ｣
入｢番号だけ教えてよ｡俺ワン切りするから｡なんかあった時連絡するから｣
入｢いくつ番号?｣
これまた､半ば強引ながら番号はしっかりGETしている｡
カラテカというコンビ名が意外と浸透していることも一つの要因になっているだろう｡
ただし､後日実際に電話した際､ちゃんと接してくれるか否かは別問題だ｡
二人から番号はGETしたものの､中盤は失敗続き｡しかし終盤､入江式ナンパ法の真骨頂を見せる｡
入｢すみません､あっ､痛い痛い痛い痛い痛い､誰かお医者様いませんか? ここにお医者様いたんじゃないですか｡出会いのお医者様じゃないですか｡芸人さんに興味ない?カラテカっていうんだけど｡｣
入｢(相手の反応が悪く)俺､はんにゃの先輩なの知ってた!? しずる･はんにゃ･フルポン全部後輩だから｡自慢になるでしょ｣
まずは相手の気を無理やり引き寄せ､話を聞いてくれるようになったら有名な後輩芸人の名で釣るという､人としては最低な行為･禁じ手を繰り出した入江慎也｡
とはいえ､はんにゃやしずるの名を出した途端､女性側もガードが緩くなったのだから彼らの人気は大したものだ｡
最終結果は､2時間で実に43人もの女性に声をかけ､その内6人から連絡先をGET｡確率は14.2%｡
ではここで､入江慎也のナンパ失敗名場面集をご覧いただこう｡
ある意味､豊富なボキャブラリーには感服してしまうが､いずれも失敗しているので､あまり参考にしない方がいいかもしれない｡
｢ちょいちょいちょいちょい｣
｢俺入江!｣(持ちギャグ)
｢マンマークしていいっすか｣
｢(ゴールキーパーのように手を広げて)はーい､ストップストップ｣(通称:サッカーナンパ)
｢恋の検問してるんですけど｣(通称:警官ナンパ)
｢赤外線いかがですか? 今赤外線売ってるんですけど｣(通称:販売員ナンパ)
｢俺の携帯メモリーの一部になんないっすか｣(通称:きざナンパ)
｢EXILEのThoo Thoo Trainしていい? 遊ばない､今度? EXILEのThoo Thoo Trainだよ!｣(通称:EXILEナンパ)
そして後攻･渡部建が登場｡
舞台は同じく町田｡入江慎也が土曜日だったのに対し渡部建は仕事の都合で平日の月曜日｡
人通りが多少少ない中､
｢数打ちゃ当たるってナンパはスマートじゃないので､ナンパそのものを楽しみたい｣
｢どんな女の子に出会えるかドキドキしてる｣
とあくまで"大人"な構えを見せる｡
渡部建の作戦は｢女性とじっくり話し親密になりたい｣ということで､番組が喫茶店を用意｡そこに誘えるか注目した｡
まず彼は､15分程人の流れをじっくりリサーチし､一人の女性に目をつける｡
渡｢あの､すみません､すみません､地元の方です? 仕事でこの辺来たんですけど､全然土地勘が無くて､駅前はここが繁華街な感じですか?｣
渡｢今からお仕事ですか?｣
女｢今から美容院に行く｣
渡｢それ何時からですか?｣
女｢3時からです｣
渡｢じゃあ時間若干ありますね｣
女｢お金下ろしに行こうかなって｣
渡｢付き合いますよ｣
女｢あっちの方にあったかなって･･･｣
渡｢あっちにATMありましたよ｡ATMまで送らせてください｣
女｢でもあっちなんで｣
渡｢あ､そうですか｡じゃあ気をつけて､ごめんね､ありがと｣
しつこく追ったりはしない｡断れられたら潔く諦める｡これが渡部流スマートナンパの極意｡
続いて､クレープ屋さんにいた女子大生に照準を合わせた｡
渡｢こんちは!｣
女｢あ､知ってる?｣
渡｢タピオカドリンク買うの?｣
女｢今日は休みです｣
渡｢今なに?休憩?｣
渡｢遊びに来たの?｣
渡｢今日仕事で来てんの､町田まで｡今空き時間なの｡んでl一人でお茶するのもなーと思ってさ｣
女｢ナンパしてんですか?｣
渡｢ナンパってそんな汚い言葉やめて!お茶飲み行く人を探してるだけ｡全然怪しくないからね｣
とここで､渡部建は､学生時代勉強した心理学を応用した､｢限定ナンパ法｣を繰り出す｡
限定ナンパ法とは､例えば募金をしてもらいたい時､ただ｢募金してください｣と言っても通行人は反応してくれない｡それは､いくら募金していいか分からないからだ｡でも｢10円だけでいいんで募金してください｣といえば､安心して募金してくれる人も現れる｡つまり､"ラインを見せてあげると人間は乗りやすい"ということ｡
この法則を実践的に使用すると､
渡｢『この後飲みいこうよ!』とか絶対しない｡本当お茶"だけ"!｣
渡｢ホントに10分"だけ"でいいよ｣
渡｢カバン置いてあるの､喫茶店に｡喫茶店まで送ってよ｡そこでバイバイでいいから｣
といった流れで見事喫茶店に誘う事に成功する｡さらに渡部建は､
渡｢上まで送って､上まで｣
と言い､あと一歩のところまで連れ込むが､
女｢ヤダヤダ､無理無理｣
と肝心の同席はしてくれなかった｡しかし､限定ナンパ法の威力恐るべしである｡
ナンパ開始から1時間が経過｡これまで収穫は無い渡部建だが､決して焦ることはせず､自分のタイプに合った子をじっくりと探していく｡
そして､一人の清楚なお嬢様に狙いを絞る｡
渡｢これからお買い物ですか?1分だけ立ち止まってもらっていいですか?1分だけ!10秒だけ｣
渡｢変な話じゃないから｣
渡｢町田で今ものすごい時間があって暇してんの｡お茶でも飲む相手探してたの｣
女｢えっ､本気で!?｣
渡｢全然変なナンパじゃないから､お茶だけ飲もうよ｣
と言うと､あっさり喫茶店へ連れ込むことに成功｡元々渡部建のことを知っていたのも要因の一つだろう｡
ここからは､渡部建が年上の男性らしく､じっくりじっくり女性と会話を楽しみながら序々に心の鍵をこじ開けていく様をご覧いただきたい｡
渡部建が狙った女性は､もう一人連れの女性と一緒に歩いていたため､とりあえず喫茶店には二人共連れてきた｡(以下､本命女性＝本命･連れの女性＝連れ)
渡｢誰に似てるって言われる?｣
連れ｢研ナオコ｣
渡｢もうちょっと可愛い子いるでしょ!｣
渡｢彼女はいそうだね｣
本命｢自分で言ったら自慢になるから言わない｣
連れ｢北川景子｣
渡｢あー､似てる似てる｣
渡｢彼氏は?｣
本命｢いない｣
渡｢なんで?モテまくりでしょ!?｣
連れ｢作ろうと思えば作れるけど自分から作らない｣
渡｢でもそういう事してると本当に出来なくなっちゃうよ｡恋のやり方忘れちゃった､みたいな｣
しばらくすると､連れの女性がバイトに行くということで席を立った｡渡部建と本命女性二人っきりとなる｡
本命｢どうすればいいですか､この状況｣
渡｢いいじゃん､これだけ飲みなよ｣
ここで､渡部建は｢限定ナンパ法｣に続くテクニック､｢選択ナンパ法｣を繰り出す｡
選択ナンパ法とは､端的に言えば"二沢を迫る"もので､例えば､洋服屋でただ服を見ているだけよりも､店員が｢こちらの白と黒の服だったらどっちが似合いそうですかね!?｣と尋ねる｡すると客は､自分が着ているところをイメージし答えを出す｡そうすることによって､買うというハードルを超えやすくなるのだ｡
渡部建いわく､｢想像してないことは行動に移せないんですけど､一回想像したことは行動に移しやすい｡｣
渡｢どういうデートが好き?アクティブに外に出てワーッとか､結構落ち着いて映画観たりとか｡渡部とのデート限定で考えたら｣
本命｢六本木で(映画観て)竹下通りとか歩いて･･･｣
渡｢竹下通りとか歩くの?いいよ｣
本命｢色んな買い物して､六本木のオシャレなレストランでご飯食べて､帰る｣
渡｢行こう!ぜひぜひ､交換しようか? 連絡先｣
という話の流れで､見事スムーズに連絡先を交換することに成功した｡
だが､渡部建の攻勢はこれで終わらない｡
渡｢髪それ地毛!?｣
本命｢地毛ですよ､そんなことウソつきませんよ｣
渡｢キレイすぎたから､髪が｣
渡｢(髪の毛を触って)凄いしっとりしてる｣
渡｢超可愛い耳してるね!｣
渡｢俺ここ(耳タブ)フェチなの｣
渡｢この位がちょうどいいわ｣
と､出会って30分で完全に女性は渡部建に心を許していた｡
女性は｢良い人なんで､全然いいです｣と感想を述べており､スマートナンパが見事にハマったことを証明している｡
最終結果は､4人に声をかけたのに､連絡先を交換出来たのは1人｡
それでも､あまりにスマートすぎるその様に､他の芸人は感心しっぱなしだった｡
入江慎也のガッツナンパか､渡部建のスマートナンパか､アナタならどっちを選ぶ!?
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