SKE48木崎ゆりあ､自分に与えられる曲に不満!? 妹キャラはもういらない!?

矢神久美､小木曽汐莉ら一気に9人のメンバーが卒業を発表して揺れているSKE48｡残されたメンバーにとっては､試練の一年となる｡通称"W松井"こと松井玲奈･松井珠理奈だけに肖りすぎず､グルーブ全体としての底上げが大切だ｡
そこで鍵を握るのが､2トップの下､3番手から5番手争いを繰り広げる高柳明音､木崎ゆりあ､木本花音の躍進｡AKB48が前田敦子･大島優子だけでなく小嶋陽菜･篠田麻里子･板野友美･柏木由紀ら"神7"と呼ばれる面々が人気を牽引してきた様に､世間一般的に知名度があるメンバーをもっと増やしたいところ｡

アイドル活動だけでなく､テレビ東京系ドラマ『マジすか学園3』や､東海テレビ『明日の光をつかめ2』､メ～テレ『ギャルバサラ外伝』に出演して高い演技力にも定評がある木崎ゆりあは､特に多方面での活躍に注目が集めるメンバー｡
3rdシングル『ごめんね､SUMMER』選抜メンバーに当時研究生で選ばれると､10thシングル『キスだって左利き』まで全て選抜入り｡｢第4回AKB48選抜総選挙｣でも31位にランクインした｡

木崎ゆりあは丸顔かつ童顔が魅力｡かなりおバカな部分も含め､ファンから妹的キャラで親しまれている｡その点に､木崎ゆりあは不満を持っている｡『SKE48 松村香織の今夜も1コメダぐぐたすの輪』に出演した時､世間と自分との間に存在するギャップについて神妙な面持ちで明かした｡

｢4年目にしてまだオリジナル(公演)を貰ってないんですよ｣と松村香織が話すと､木崎ゆりあも｢そうなんですよー悲しいです｣と同調して､今後自分がやりたい事について語りはじめた｡
｢私は今までさ､『狼とプライド』とか『ウィンブルドンへ連れて行って』とかやってきたんだけど､ファンの人はスゴい可愛い歌を歌って欲しいって言ってくれるんですね｡見た目がそっち(路線)だからかなー分かんないけど､可愛い曲歌ってピンクの服着てって感じなんだけど､私的にはやっぱり踊りたい! 『エンドロール』とか『思い出以上』とか､そういう曲みたいな｡『黒い天使』とか｡メンバーとか､私を知ってくれてる人は､(私って)男気あるじゃん? だから女々しい曲よりもカッコいい曲をやって踊りたいなって気持ちが｡｣

"THE･アイドル"といった可愛らしさに溢れる楽曲よりも､SKE48のウリであるダンスに力を入れたカッコいい曲をやりたいと強調する木崎ゆりあ｡確かに彼女が激しいダンスをガンガン踊っているイメージは､あまり無い｡
松村香織が｢逆にやってないからじゃない? 可愛い曲ばっかじゃん｣と言うと､｢そうだよねー､可愛い曲ばっかだからなぁー｡｣とどこか不満気に話していた｡

｢可愛いイメージ強いよね!｣｢なんでだろうね､あとなんか"抜けてる"曲やらせたいって感じなのかな｡でも､新公演どんな曲がくるか楽しみですよね｡｣｢だからカッコいい曲がやりたいですね～｣
木崎ゆりあは世間に抱かれているイメージから脱却しようとする意思があるのかもしれない｡2013年2月で17歳を迎える｡テレビ番組ではおバカキャラが先行しがちだが､彼女の話を聞いていると予想以上にしっかりした人物だ｡

木崎ゆりあには兄がおり､自宅では彼を"兄貴"って呼んでいるそう｡彼が中学校入ってからそう呼ぶようになったといい､キッカケはアニメに憧れたのだとか｡これもまた､木崎ゆりあの従来のイメージからは外れる｡
互いに家族を大切に想っており､木崎ゆりあが仕事終わり夜遅く帰宅すると､兄は二階から降りてきて木崎ゆりあの話し相手になってくれた｡大学に進学してからはバイトが忙しく会う時間は減ってしまったが､とても大切な"兄貴"だという｡

SKE48に加入した時は､中学二年生の13歳だった｡あれから3年が経ち､SKE48メンバーとして､一人のタレントとして幅を広げようとする時期に差し掛かっている｡
木崎ゆりあの願望が叶うような､以前とは違うカッコいいイメージの曲が与えられるよう､早くチームSの新公演が始まることを祈りたい｡

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