美木良介が考案した｢ロングブレスダイエット｣のエクササイズ詳細を公開!

2011年夏､巷では樫木裕実が発案した｢カーヴィーダンス｣が空前の大ブーム｡
各局人気番組でこぞって特集が組まれ､エクササイズ本/DVDの売上は200万部を突破した｡

カーヴィーダンスは､女性らしいシャープなボディーラインを作るべく､彼女が考えたエクササイズで脂肪を燃焼させる｡
大きな振りの動きも､独特の掛け声と共に楽しく体を動かす点が､世間に浸透した大きな要因だ｡

勿論カーヴィーダンスを毎日継続すれば､十分なダイエット効果が期待できるのだが､｢どうしても毎日数十分エクササイズに費やす時間がない｣｢さらに効率的に痩せたい｣と願望を抱く人もいるはず｡
そんな人にお薦めなのが､30代～40代女性の間で流行になりつつある｢ロングブレスダイエット｣だ｡

歌手･俳優として芸歴30年を経過した美木良介が考案した｢ロングブレスダイエット｣は､なんと所要時間最短2分｡
呼吸をベースに据えた､体の内側から鍛えていくエクササイズである｡

20年ほど腰痛に悩んでいた彼がある時､外国のスポーツ選手の間で行われていたインナーマッスルを鍛えるトレーニングからヒントを得て独自に開発したもので､ウエストを中心に体全体を引き締めながらインナーマッスルを鍛え代謝を上げることにより健康的なダイエットに繋げる｡
基本の呼吸法をマスターして､1日20分程度ロングブレスの運動を行えば､一ヶ月で確実に体がシェイプされるという｡

全ての基本となるロングブレスの方法は2つ｡

･ロングブレス1
1､左足を少し前に出してお尻を締めるように立つ｡
2､息を3秒で吸って7秒で吐く､その時両手は吸う時に上げて吐く時に下ろす｡
※息を吐く時に体全体に力を入れる
※自分の吐く息が耳で聞こえるくらい音を出す
※1セット10秒×6回

・ロングブレス2
1.両足を揃えて立つ｡一度､お尻を締めるために背伸びする｡
2､下腹部をへこませながら息を3秒で吸って7秒で吐く｡
※お腹はずっと凹ませたまま｡
※1セット10秒×6回

まずはこの二つのエクササイズを習得しよう｡各1分で計2分､しっかり行えば汗が一気に拭き出してくるはず｡
基本ロングブレスを継続するだけでも体に変化は現れるものの､もっと集中的に体を引き締めたいと思う人は､イカの応用編に取り組んでみよう｡

･くびれメソッド?@
1､肩幅に足を開いてお尻を締める
2､右手を左方向斜め下に押し出すように動かし､同時に左側のウエスト(外腹斜筋)を締める
3､体を右に倒しながら左手を上に押し出す｡同時に左側のウエストを伸ばす｡
2と3を同時に動かしながら､ロングブレス(3秒で吸って7秒で吐く)でやるのだが､このメソッドでは3秒で一気に吐いて残り4秒はキープ｡
※手の動きを反対に入れ替えて､それぞれ左右3セットずつ､計1分

･くびれメソッド?A
1､左手を横に伸ばした状態で､右手を体の前に置き､体をねじるように左足を曲げて浮かし右側に動かす｡右手と左足が交差するように｡
※?@と同じく､吐く時は3秒で一気に吐いて4秒はキープ
※左右3セットずつ､計1分

･くびれメソッド?B
1､体の軸を動かさないように手を片方後ろ､もう片方を横に伸ばしながら体を回転させる｡
2､これが出来たら､同じ動作を体を真後ろに向くように捻る｡
※後ろの手を引くのが一番大事
※左右3セットずつ､計1分

くびれメソッドをマスターしたら､次は腹回り以外の部位を引き締めるエクササイズも実践してみよう｡
｢ロングブレスダイエット｣では､弛みやすい二の腕やシャープな足首を作るための運動､仕上げとも言えるウォーキング運動が考案されている｡

･二の腕メソッド?@
1､基本ロングブレスの体勢で肩甲骨をくっつけるように両腕を後方へ引く
2､腕を体の前で合わせる｡手のひらではなく手の甲がくっついたまま指先から肘までが合わさるように｡
※3秒で一気に吐いて4秒はキープ

二の腕メソッド?A
1､僧帽筋を動かすように､手のひらを思いっきり下に力を入れて動かす
2､同時に片足をあげて体幹も鍛える｡
※3秒で息を吸ってから､7秒で吐きながら1･2の動作を行う｡
※上半身は前屈気味に､肩と膝がくっつくぐらいまで曲げる

･足首メソッド
1､3秒で息を吸ってから､お尻を下に降ろすのではなく､後ろに突き出すように中腰ぐらいまで体勢を落とす(スクワット)｡
2､息を吐く時に一気に爪先立ちになる｡
※爪先立ちの状態で体が前に倒れないように｡
※お尻とお腹は締めるように｡

･ロングブレスウォーキング基本編
1､両手の指を体の前で合わせる
2､指をくっつけたまま､体の軸は動かさず手を左右に動かす｡
※､お腹は引っ込めっぱなし
3､出だしはスクワット膝は常に伸ばしたまま歩く｡歩く時､足をまっすぐではなく少し外側に開いて出す｡
※4歩で吸って4歩で吐く
※これをやる前に､基本ロングブレスを2分間行い､体幹を温めてから行うことを心掛ける｡

･ロングブレスウォーキング上級編
1､手を前ではなく後ろに引くことを意識して､真っ直ぐでなく肩甲骨を締めるように斜めに引く｡
2､あとは基本編と同じく､手の動かし方と足の出し方､お腹とお尻を締めたままで保ち､4歩で吸って4歩で吐く｡

基本ロングブレスからウォーキングまで順番にしっかり行えば､筋肉量が増えて基礎代謝量もアップするので､太りにくい体が出来上がる｡
美木良介は8歳になる娘にロングブレスエクササイズ法を教えたところ､既に彼女の腹筋が割れてきているという｡

呼吸という､人間にとって最も根本的な習慣をエクササイズに取り入れた｢ロングブレスダイエット｣｡
今後各メディアで紹介され､日本中の家から息を吐く音が鳴り響く日もそう遠くないだろう｡

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