吉本若手お笑い芸人の合コンテク! ブサイクが美女を盛り上げるコツ!

夜な夜な繰り広げられているであろうお笑い芸人たちの合コンとは一体どのようなものなのか｡
南海キャンディーズ･山里亮太が出演するラジオ『山里亮太の不毛な議論』で彼が明かした内容を基に､その合コンテクニックを分析していく｡

男性陣はエリートヤンキー･橘みのる､元かたつむり･林大介､えんにち･望月リョーマ､元ブレーメン･岡部秀範､R藤本と山里亮太を加えた6名｡
芸歴･知名度いずれも山里亮太が一番上で､お世辞にもイケメン芸人とは言えない面々だ｡

彼いわく女性陣は"あんなのが合コンに来てくれたら凄いな"と思うような可愛い女性ばかり｡
美女たちを前に､芸人達の"団体戦"は待ち合わせから始まっていた｡

この日の合コンは､山里亮太の父親のツテを利用して屋形船で行うこととなっていた｡
当然待ち合わせ場所から屋形船がある所までの道のりは彼のみが知るのだが､女性陣が到着する前に事前にエリートヤンキー･橘が山里亮太持参の地図を確認｡
道のりをしっかり把握して､いざ女性陣が待ち合わせ場所に集合して屋形船に向かうときには彼がしっかり女性陣をナビゲート｡

移動中も"魔の10m"の法則があるといい､男性陣と女性陣のグループが10m以上離れると男女の距離感が発生してしまうため､女性陣グループを前後から男性陣が挟むような布陣を保つ｡
そうすることで､男性女性全員がスムーズに会話に参加出来るのだ｡

合コン場所の屋形船に着くと､後輩芸人たちは事前に確認していた内容を皆の前で質問するといい､｢普通､20人くらいじゃないと貸し切りとか出来ないのに､今10人くらいじゃないですか､大丈夫なんですか?｣と尋ねて山里亮太が｢昔からの知り合いの屋形船だから｣と答えれば､女性陣達から｢すごーい｣と声が上がる｡
イヤらしくない聞き方でちょっとした自慢が言えるような"トス"を上げてくれるのも､チームワークという意味では大事｡

合コンを始めるにあたった重要な鍵を握る座り順も､ただ男女別れて座るだけではない｡
屋形船の中に入る前に｢ちょっと! 今日の屋形船あれですか!｣などと行って勢いよく走り出し､さりげなく女の子も誘って屋形船に近づくと､｢山里さん､屋形船の前で一緒に写真撮っていきましょうよ｣と提案｡

｢ダメだ!山里さんだけじゃ画にならない!こんな時､花があればな･･･いた!女の子たち､お願い｣
と胡散くさくてもとにかく威勢よく､そして
｢ふざけんなよ･･･ケータイのカメラじゃダメだ。全然入らない。もっと寄って､寄って･･･｣
とブツブツ言って全員の距離を縮める｡

この一連の流れによって､肌が互いにギリギリまで近づく｡
｢一回くっつけておくと､警戒心の鍵とかが一回開く｣つまり自然と打ち解けあうということらしい｡

写真撮影を済ませたら､またまた男性陣はハシャイで各々席に着く｡
あえてレディーファーストでない理由は､ハシャイでヤンチャなフリをして座るとき席を一個ずつ空けて座る｡
女性陣が互い違いに座っていくよう､意図的ではなく促す一つの戦法だ｡

｢女の子も互い違いに座っていこうか｣などというセリフは厳禁｡
後輩芸人いわく｢女の子の方がノリノリな感じが出ちゃダメ｣で､｢女の子って､色んな言い訳が必要だから､空いている席に座るしかないかな､って感じにするしかない｣と計算した上での行動である｡

いざ席に着いたら､次に待ち受けるのは乾杯の音頭｡
｢最初はビールにしようか。それ以外の人はいる?｣と訊ねて､お酒が弱い女性だとお茶だったりウーロン茶を頼もうとする人もいる｡

そこですんなりウーロン茶を注文させてはならず､後輩芸人はメニュー表からお茶を探して中々見つからないフリをする｡
｢乾杯までに時間が掛かるし､待たせちゃいけない｣という空気に持って行き､この合コンが屋形船で行われたため船頭さんに訊きに行き｢ごめんね､確認に時間がかかるって｣とわざと伝え､とにかく待たせる｡
痺れを切らした女性は｢じゃあ､とりあえず乾杯の時はビールで｣という結論になり､最終的には全員がビールを注文して"お食事会"の雰囲気にさせずに済むという｡

と言っても､メニューにウーロン茶があればその内注文する流れになるはず｡
なんとしてもお酒を飲ませたい芸人達は､｢隊長!ここに女子が大好きな宝を発見しました!梅酒です!｣と芝居を始め､他の芸人が｢よく見つけたね～この宝は､美女にしか振る舞えませんよ!｣などと返し､上手く煽ってウーロン茶に逃げさせないよう図る｡

お酒が大分まわってきた頃になると､合コンのお決まりのトークネタとして花咲かせたいのが下ネタ話｡
勿論芸人達は唐突的に下ネタを言い出したりはしない｡
女性陣が｢可愛い男の子が好き｣と言い出したのをキッカケに､芸人の一人が｢うわぁ･･･どうしよう､こんな綺麗な人がいるから､もっと山里さんみたいにエピソードとかで笑いをとりたいのに､下ネタしか思いつかねぇよ｡｣と口から漏らす｡

女性陣を褒めつつちょっとした可愛さアピールで女性陣から｢私たち､下ネタも大丈夫だよ｣と言わせることに成功すると､目の色変えて下ネタトークへ突入｡大いに盛り上がったという｡

山里亮太以外は決して知名度が高いわけでもなく､特筆した芸を持っているわけでもない｡
しかし抜群のチームワークと､要所要所で誰がどのような役割を担うのかをしっかり全員が把握しNG言動も認識していることで､わざとらしい発言はありつつも合コンを盛り上げることに成功した｡

さすがに猿芝居のセリフ一言一句まで真似る必要はないが､距離感や席の座り方など参考になるべき点は多数ある｡
顔に自信が無くてもコツさえ知っていれば､お持ち帰りも夢ではない!?

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