人気ブランド･EMODAの福袋の中身が酷過ぎると客から失望の声殺到!

多数の人気ブランドがひしめき合う渋谷109や新宿LUMINE ESTで､2010年ひと際賑わいを見せた大躍進ブランドといえば､松本恵奈がプロデューサーを務めるブランド･EMODAの名が思い浮かぶだろう｡

おしゃPとしても絶大な支持を誇る松本恵奈が､自分が着たいと思う服をそのままデザインに落とし込んだ洋服の数々は､モードを基調としたエッジの効いたデザイン･ディテールワークが10代ギャルから20代OLまで幅広い層の女性購買者を惹き付けている｡

ブランドを統括する松本恵奈は現在25歳｡
若くして同世代の女性から憧れを持たれる存在として､ファッション誌に登場しない月は無いと言って良いほどだ｡

そのEMODAが2011年正月､他ブランドのSALEに負けじとアイテム数点が封入された福袋を販売した｡
福袋そのものは多くのブランドで実施しており､販売価格よりもお得な商品が入っている為特定のブランドが好きな人は朝一から列を作って並ぶケースもある｡

2010年ファンを急増させたEMODAにも福袋を求めてSALE初日から多くの客が店舗に足を運び続々と福袋を購入したが､どうも中身に不満を感じた人が多いという｡

福袋の中身は一部事前に公開されており､シャギーボリュームコートとビッグパールNC(ネックレス)･メタルフリンジNCの3点は固定｡
それ以外に数点､ランダムで洋服又は小物が入っている｡

雑誌の告知ではブーツといった高額アイテムも入っている可能性もあると記載があった｡
しかしいざ福袋の中身を開けると､スカーフが3枚も入っている傍ら洋服は1点のみの人もおり､松本恵奈が事前に書いていた"福袋は3万～4万円相当"とは一致しがたい｡

また､特に多かったケースが､2010春夏シーズンの売れ残りが入っていたというもの｡
シーズンが終わっても売れ残った商品はWebサイト通販で販売が行われていたが､あまりにも売れず福袋にバラまいた可能性が高い｡

パギンスやワンピースなど人気アイテムが入っていなかったと後悔するのは､いずれも需要が高い商品であり仕方がないものの､両方入ってたという人もいればどっちも入っていなかった人もいるのは､同額を支払った客からしてみれば悔しさは拭えないのは納得だ｡

最も封入アイテム数が少なかったのは､必ず入っている3点＋レザーJKTとニット帽のみ､または帽子とワンピース2枚のみ｡
といった具合に当たり外れの差が大きく､｢来年は買わない｣という否定的な声も多く見受けられる中､ダメ押しで批判が寄せられる原因となったのが､福袋の再入荷｡

一般的に福袋は数量限定｡EMODAの福袋も､SALE初日に寒い中朝早くから多くの人が並んでいた｡
そういう人達に対して失礼だとする意見､そして福袋再販後一旦18時に完売となったが何故かしばらくすると在庫アリになるという不可思議な現象もイメージを悪くする一因に｡

福袋＝在庫処理､という考え方はファッション業界では当たり前の方針なのかもしれない｡
それでも､客は手に入るのを楽しみに待ち､届いた服を早く着たいをワクワクして待っている｡

彼女たちの感情を損なうような粗雑なやり方は､せっかく築き上げた支持･信頼をあっという間に失墜させる事態になりかねない｡

EMODAが今後さらなる飛躍を遂げるためには､商品デザインの向上のみならず､運営体制の整備にも力を入れる必要がありそうだ｡

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