サッカー・本田圭佑、中々完全復帰出来ないのはCSKAモスクワのせい!?
サッカー日本代表のエースとして抜群の存在感を誇る本田圭佑が、2014年ブラジルW杯アジア最終予選に出場していない。2011年8月、右膝半月板を損傷して全治三ヶ月の重症、手術を受けて以降、2012年7月に右足首強打、2013年2月には左足首故障に因りチームを離脱。治療を受けており、早くても復帰は4月中旬になる。

"世界一のサッカー選手になる"という夢に向かってひた走る本田圭佑を、3月25日に放送されたNHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』が密着した。
右膝の手術から僅か1ヶ月で、彼はチームの元に戻った。リハビリと同時に、弱点を言われる瞬発力を鍛えるため腸腰筋のトレーニングに挑んだ。

2ヶ月後にはボールを使った練習を開始するが、再び膝が痛み出した。本田圭佑はチームの首脳陣からいち早く復帰しろと焦らされていた。それも無理はない。チームの順位が下がっていたからだ。
2011年11月に試合へ復帰していきなりフル出場。しかし3日後にまた膝が痛み始めた。ここでも首脳陣は翌日の試合に痛み止めを打って強行出場するよう要求したが、本田圭佑は精密検査を受け、欠場を決めた。

2012年に入ると、怪我は回復し始め、5月に行われたW杯アジア最終予選で4得点をあげる活躍を見せた。次のシーズンは万全の状態で臨めるかと思った矢先、7月の練習試合で相手選手からのタックルで右足首を強打。途中交代となった。
同時にチームの状態も乱れ始めた。ワンマンプレーが目立ち、結果が残せない。怪我を負っている本田圭佑がチームメイトに指示する役回りに。自分のゴールよりも勝利に徹する姿勢を示し、チームを勝利へと導いた。
だがロシアリーグが開幕してもワンマンプレーは解消されず、チームのムードは悪化。序盤は連敗。本田圭佑の考え方と他のチームメイトの間に大きな溝があった。怪我以外に、もう一つ大きな試練が彼にのしかかった。

やがてチームは上昇気流に乗り、リーグ首位へと躍り出るまでに。個人優先で練習にも熱が感じられないチームメイトにストレスが募りながらも情熱を持ち続け、時には自分を犠牲にしてチームプレイに集中した結果である。
年が明けた2013年、今度は左足首故障を負い、日本代表から外れ、最終予選を欠場。そしてCSKAモスクワからも離脱して日本に一時帰国。治療専念して復帰を目指す。
どこまでも思い通りにいかないサッカー人生を歩む本田圭佑。そんな彼は番組のインタビューで、「(世界一の先週になる夢を)実現できるんじゃないかと今でも信じてる自分がいる」と話している。

本田圭佑の完全復帰を、日本のファンもロシアファンも待ち望んでいる。焦らず、じっくり治療専念してもらいたい。
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