ユージが通っていた「自由の森学園高校」とは? 常識を打ち破る校風の数々!
3月31日に放送されたフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』の抜き打ち期末テスト企画に出演したユージが、思わぬ反を及ぼしている。
彼が放送翌日Twitterにて「ホームページのアクセス増えすぎてサーバーがダウンしてしまったらしい(-。-; すみません。笑」と投稿している通り、出身校・自由の森学園高校の名を多くの視聴者に知らしめることになった。

1985年設立、埼玉県飯能市に位置する自由の森学園。
特徴として、学校行事の殆どを生徒が立案して企画をプレゼンし実行する生徒主体の体制を取る。修学旅行では終了後在校生や保護者向けの報告会を行い、まとめの冊子づくりも手掛ける。
生徒の主体性を高めるために、校則は基本的に設けていない。判断を生徒の自己決定に任せ、先生はあくまで生徒を成功に導くためのサポートに徹する。

また、選択講座として約90課目から選べる、己の好きな分野を探求する授業も展開。内容は、農業や工芸、外国語からカヌーまで幅広い。
地方出身者への配慮も充実しており、男女計5つの寮を完備。食堂も産地・有機食品にこだわった料理メニューを提供している。

ユージが番組内で「高校でテストがなかった」と言及したのも事実で、"定期試験で生徒を序列化し選別していくという序列主義の教育を否定"する理由から、テストは行わず1回1回の授業で生徒が好奇心を持って臨める"濃い"授業創りに重点を置いている。
"定期試験は直前だけ勉強し一定の範囲の知識を覚え、試験中に再生して終わると忘れてしまうということの繰り返し"だとする同校の考え方には、納得する人も多いのではないか。

テストを実施しないため、通知表の替わりに「自己評価表」たる小冊子が学期終わりに配布される。一人一人の生徒がこなしてきた課題・レポート等や授業内容の説明をまとめた物で、20〜30ページに及ぶ厚い冊子になるという。
主な卒業生としては、ユージ以外に、『北の国から』シリーズに出演する俳優・吉岡秀隆や、バンド・SAKEROCKの浜野謙太らがいる。

これらの校風を持つ自由の森学園で、高校偏差値云々に触れるのは愚問かもしれないが、志願者の目安として偏差値はおよそ46と言われる。
ただし、生徒が学ぶ事に好奇心旺盛で常に探究心を持っていれば、それを受け入れる環境は最高に整った学校だ。

ユージの場合、せっかくの自由な校風も、ヤンキーという違う路線を突っ走ってしまったのが今になって悔やまれるところか。
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