恵比寿マスカッツがAKB48&K-POPを徹底批判! 日比谷野音公演の実態!

テレビ東京系『おねだりマスカットDX!』にて結成されたユニット･恵比寿マスカッツが7月2日､東京･日比谷野外大音楽堂(通称:野音)で初の野外単独公演｢そうだ!みんなで野音に行こう｣を行った｡

恵比寿マスカッツは蒼井そら･吉沢明歩･Rio･麻美ゆまら15名の有名AV女優と10名のグラビアアイドルから成るグループ｡
2010年2月､｢バナナ･マンゴー･ハイスクール｣でメジャーデビューを果たすと現在までにシングル4枚､アルバム1枚をリリース｡
グループの特性上､冠番組以外メディア露出の機会は少ないものの､彼女たちは"聖地"と言われる野音に約3000名を集め､会場は超満員の熱気に包まれた｡

秀逸だったのはライブ開始前のオープニングムービー｡
Deep Purpleの代表曲｢Burn｣をバックBGMに､ナレーションの第一声は｢節電ご苦労様｣｡
｢暑いなら熱くなれ｣｢国民的アイドルもK-POPもいいけど何かが足りない｣とAKB48やKARA･少女時代を露骨に敵対視するVTRが流れたかと思えば､AKB48･渡辺麻友らの写真を表示しナレーションで｢可愛い｣と一旦持ち上げておいてRio･吉沢明歩･希志あいの･瑠川リナらのグラビア写真と対比させるような構成｡

｢マスカッツは笑いだけじゃなく強い絆もある｣｢セクシーが足りない､バカが足りない｣と煽りに煽って極めつけは｢総選挙そんなにみなさん楽しいですか?｣と問いかけた後､吉沢明歩が｢私たちの大切な曲から始めたいと思います｣と言って､AKB48の｢ヘビーローテーション｣を歌い出した場面｡
徹底的にAKB48へのライバル意識を全面に出して､且つ嘲笑うかのように笑いのネタにしてみせた｡

1コーラス歌い終わる前にナレーションがツッコむと今度は恵比寿マスカッツの代表曲｢バナナ･マンゴー･ハイスクール｣を熱唱で会場のボルテージは一層ヒートアップ｡
ライブは計12曲を披露｡アンコール時にはメンバーが制服姿で登場し再び吉沢明歩が｢大事な歌です､聴いてください｣と振って今度は｢会いたかった｣が流れる｡恵比寿マスカッツも何故かノリノリだった｡

アンコール2曲目｢チヨコレイト｣終了後は番組MCのおぎやはぎと大久保佳代子が決めたという"上半期MVP"発表へ｡
技能賞はかすみ果穂､敢闘賞は蒼井そら､そして栄えあるMVPにはRioが選ばれた｡
蒼井そらは普段と異なるブリっ子口調でコメントを述べており､全ては｢私のことは嫌いでも恵比寿マスカッツはキライにならないでください｣､｢第3回AKB48選抜総選挙｣で1位になった前田敦子の言葉を彷彿とさせるこの一言に持っていく為の演出｡
｢秋葉原より恵比寿でしょ!｣と最後まで恵比寿マスカッツのアピールを忘れなかった｡
エンディング間近には全国ツアー｢全国CAMP第2弾｣開催が発表｡全国10都市を回るツアーを9月よりスタートさせる｡

会場に集まったファンはAV女優やグラドルのイベントにいかにもいそうなオタクっぽい風貌の男性ばかりでなく､チンピラ風のイカつい男性や女性ファンも多く､中にはコスプレして一人で足を運んだ女性ファンの姿も｡
恵比寿マスカッツ1期生として結成当初から活動してきたかすみりさの卒業が正式に発表されると､観客･出演者揃って皆が涙を流した｡

AKB48の公式ライバルとなる"乃木坂46"結成が発表されたが､既に本当のライバルは着実に実力と人気を高めて虎視眈々と形勢逆転を狙っているようだった｡

◆関連ニュース