運命の人第10話あらすじ完全版

運命の人

[第10話]

03/18放送

崖から海に落ちた弓成（本木雅弘）はミチ（美波）に助けられ、。彼女や渡久山（泉谷しげる）と暮らし始めた。
そこにやってきた琉球新聞の儀保（津田寛治）が、弓成という名を聞いて、声を掛ける。
ミチはそこで初めて、弓成が毎朝新聞の記者だったことを知った。
ミチからそれを聞いた渡久山は、既に知っていたようだった。
渡久山は弓成に、沖縄の本当の姿を知ってほしいと告げる。
沖縄のことを何も知らなかったことを恥じた弓成は、語られなかった歴史を記録し始める。

一方、三木（真木よう子）は正体を隠して働いていたが、バレてしまい、職場を追われる。
そこに琢也（原田泰造）が現れ、離婚届を差し出した。
さらに、もう長くないらしい三木の母のもとに帰れと言って、大金を渡す。

ある日、沖縄の過去を調べていた弓成は、ミチ（美波）の過去を知ってしまう。
彼女は中学生の時、アメリカ兵に強姦されたのだった。
そのことは新聞でも報道され、ミチは学校に行かなくなっていた。
父も母もいなくなり、今ではひとりガラス職人として働いているのだ。

そんな中、米軍のヘリコプターが中学校に墜落。
だが、本土の新聞はそのことを事故を取り上げることはなかった。
儀保から記事を書くよう頼むが、弓成だったが、踏ん切りが付かない。

さらに、女子小学生（吉田里琴）がアメリカ兵に強姦される事件が発生。
本土のマスコミはそのことを興味本位に取り上げる。
週刊誌記者の鳥井（斎藤歩）は、そこでミチのことを知って取材にやってくる。
渡久山が追い返すが、鳥井は弓成がいることに気づいた。

ミチは弓成にかつての事件のことを告白し、彼の胸で泣く。
すると、その写真が鳥井に撮られ、誌面を飾ってしまった。

ミチはガラス細工の個展を開くことになっていたが、その報道で中止に。
弓成はミチに謝り、過去を乗り越えるためにも個展は開くべきだと言う。
だが、ミチは弓成に自分だって過去から逃げたままではないかと反論した。

その後、ミチは被害者の少女に自分の作ったガラス細工をプレゼント。
自分もミチのような大人になれるかと言う少女を、ミチは抱きしめた。

やがて、ミチから電話を受けた由里子が沖縄にやってきた。
由里子は弓成の机に取材ノートがあるのを見て、彼が記者を捨てていないことを知る。

そんな中、新聞で沖縄返還密約を裏付ける公文書が発見されたと報じられた。
琉球大学の教授・我楽（リリー・フランキー）が見つけたのだった。

だが、政府は密約の存在を否定するのだった。
そして、21世紀の今も、沖縄には米軍基地が置かれたままだ──。

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