運命の人
[第2話]
帰社した弓成(本木雅弘)は手に入れた機密文書を司(松重豊)らに見せる。01/22放送
萩野(梶原善)は文面をそのまま載せようと言うが、弓成はそれではニュースソースがばれると懸念。
まずは証拠を伏せたままで解説を書いて、世論を動かすと言う。
翌朝、紙面に載った記事を読んだ安西(石橋凌)は弓成に、これ以上関わらないほうがいいと告げた。
野党の横溝(市川亀治郎)から面会を求められた弓成だが、信用できないと言って断る。
記事についてアメリカから政府にクレームが届き、佐橋総理(北大路欣也)は内閣改造を断行。
次期総裁候補とされる福出(笹野高史)が外務大臣に、田淵(不破万作)が通産大臣に就いた。
福出は外務省の幹部に機密管理の徹底を厳命。
安西から取材を控えるよう命じられた弓成は反論するが、相手にされない。
そんな弓成に三木(真木よう子)は待ち合わせ場所と時間を書いたメモを渡す。
夕方、三木と会った弓成は、また機密文書のコピーを手に入れる。
翌日、山部(大森南朋)は弓成に、ネタを取引材料に使って佐橋政権を退陣に追い込もうと持ちかけた。
だが、弓成はそんなことよりも。密約を国民に知らせることが記者としての使命だ言って断る。
そんな中、再び横溝から面会を求められた弓成は彼と会う。
記事に心を動かされたという横溝は、内容だけでも教えてほしいと頼んだ。
その後、横溝は国会で、沖縄密約について与党を追及。
だが、外務省の吉田(升毅)は交渉は口頭で行ったから文書は残っていないと答える。
司から横溝に情報を流したのかと聞かれたは弓成だが、彼なりに記事を読み解いただけだと答える。
三木からも電話が入るが、弓成は絶対に迷惑は掛けないと約束した。
弓成に永田町クラブのキャップに昇進。競合紙の山部も同じ永田町のキャップに昇進した。
やがて、弓成は横溝から極秘電信文を預かりたいと言われるが、断る。
さらに山部からも同じことを頼まれるが、密約問題は闇に葬れないと言う。
そこに、山辺が呼んでいた田淵と小平(柄本明)が現れる。
田淵は小平の支持を受けることになっていたが、それでも福出の票には及ばない。
山部は田渕の力になると言うが、弓成は政局には乗らないと言ってその場を去る。
弓成はついに、横溝に文書を渡すことを決意。
横溝は国会でそれを佐橋総理に突き出す。
議会は騒然となり、吉田が外務省の文書と照らし合わせると言って、審議は中断。
文書を総理側に渡してしまっては、ニュースソースが特定されるとあせる。
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キャスト
弓成亮太 / 本木雅弘(もときまさひろ)毎朝新聞政治部のエース記者。傲岸ともいえる自身と情熱に溢れている。
数々のスクープを上げ、次期総裁候補とも強いコネクションがある。
社内に敵も多いが、他紙の記者に至るまで誰もが一目置かざるをえない存在。
弓成由里子 / 松たか子(まつたかこ)
亮太の妻。大きな野心を持つ夫を支え、結婚以来献身的に尽くしている。
二人の男の子の母親でもある。
三木昭子 / 真木よう子(まきようこ)
外務省ナンバー2の安西審議官の部下である事務官。
弓成と審議官室で出会う。
山部一雄 / 大森南朋(おおもりなお)
弓成とスクープを競う、読日新聞の政治部エース記者。
政治家に人脈を持ち、フィクサー的存在として一目置かれている。
弓成とはライバルでありながらも互いに認め合い、情報交換をし合う盟友でもある。
鯉沼玲 / 長谷川博己(はせがわひろき)
三木琢也 / 原田泰造(はらだたいぞう)
佐橋慶作 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
内閣総理大臣。
アメリカと米軍基地の永続的使用を認める合意を交わしたのでは、という噂が流れる。
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