エジソンの母第8話あらすじ完全版

エジソンの母

[第8話]

02/29放送

跳び箱やかけっこは得意なのに、なぜか「なわとび」がうまく飛べない賢人（清水優哉）。どうしても縄が足にもつれてしまう。「どうして僕だけうまく飛べないの？」賢人の問いに答えようと、担任は規子（伊東美咲）は一生懸命に指導する。どうすれば、賢人君にうまくなわとびを教えられるのだろう･･･。

放課後、公園でひとり、なわとびの練習をする賢人。そんな様子を学年主任・加賀見（松下由樹）の夫、天才数学者の加賀見博（大杉漣）が見ていた。そして、なわとびをして一緒に飛び始める。「どうして？」「なぜ？？」という賢人の問いに、博は「何に対しても疑問をもつことは大切なことだ」と、賢人をほめる。

そんなある日、静電気に興味を持った賢人は教室に、「テレポーテーション」できる装置をもってくる。ところが、電気を流すとビビビビといって爆発。クラスは大騒ぎになる。それでも、規子は賢人やクラスのみんなに芽生えた好奇心を育ててあげたいと、高学年の理科の先生に「静電気」の授業を特別にお願いする。難しいどころか、子供達は大喜び！勉強が楽しいようだ。

一方、教育委員会の実力者・織田（森口瑤子）に美月（杉田かおる）が近づく。「被害報告書」といったタイトルをつけた、現実を誇張した賢人の報告書を提出し、学校追放をお願いするも、織田に一喝！「教育委員会がダメなら、議員さんにお願いすればいいのかしら!? 」とい美月の言葉に、「お願いするのは構いませんが、結果は同じだと思いますよ。賢人君を転校させることは不可能なのです」とピシャリ！　悔しい思いをしながら美月たちは教育委員会をあとにする。

一方、賢人の母・あおい（坂井真紀）が、学年主任の加賀見と規子に呼び出され、賢人のことについて「転校してほしい」とも取れる発言をする。そこへ、織田が乗り込んできて、あおい（坂井真紀）に向かって、「私はアメリカで彼と同じような子どもを見てきました。天才児を育てるカリキュラムがアメリカにはあります。留学を考えてみてはいかがですか。一度、知能検査を受けさせてみては･･･」というのだ。それに対して、加賀見は「彼はテストもロクにできないし、彼のせいで授業が遅れる」と言い、あおいも「留学なんて･･･お金もない」と話す。

すると、織田は厳しい口調でこう言うのだった。「親がそれでいいのですか！こんな教師も周囲の保護者もあなたのお子さんを追放しようと思っている環境に置いて、それで子どものためになると思っているんですか!?　留学が無理なら隣の学校に転校しなさい。あちらの学校のほうが、先生の質もここより上です！」とキッパリいう。この言葉には加賀美も規子もムカッときたようだった。

「賢人をついほうさせることができない･･･」そんな気持ちが積もりに積もった美月は、なんと、賢人を誘拐してしまう。しかし、公園まで連れ去ったところでハタと我にかえり、慌てて家に逃げ帰るのだった･･･。

翌日の体育の時間。相変わらずなわとびが飛べない賢人に、規子は理論的になわとびの飛び方を教える――すると、賢人はなわとびが飛べるようになるのだ。

――賢人君を転校なんかさせたくない！私にだって、まだまだ出来ることはあるはず！　今までとは違う、何か吹っ切れたようなすがすがしい顔をする規子だった。

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