ATARU(アタル)
[第5話]
05/13放送

舞子(栗山千明)が家を出ようとすると、珍しく昇(玉森裕太)はもう大学に行っていた。

その頃、沢(北村一輝)は中津川(嶋田久作)から、違法電波のことはもう忘れろと命じられていた。

そこへ、帝都医科大学で死亡事件が発生したという連絡が入る。
教授の植松(小島康志)が階段から転落死したらしい。
昇は階段の下にいて、その転落の現場を目撃していた。

昇は植松のそばから去る男の姿を一瞬だけ目撃。
だが、精神科助手の浅尾(岡田義徳)の陰になって、男が植松を突き落とす瞬間は見ていなかった。
浅尾に話を聞くと、植松のほかには誰の姿も見ていないと言う。

その日の朝、製薬会社のMR・北見(東根作寿英)が新薬の説明会を行うことになっていた。
植松や浅尾、昇らはみな、その教室へ向かうところだった。

連絡を受けた舞子が大学に向かうと、そこにはチョコザイもいた。
チョコザイは「BRAIN(脳)」「HALLUCINATION(幻覚)」とつぶやく。

沢が学内で聞き込みをし、浅尾が精神科の講師・まどか(臼田あさ美)と交際していたと判明。
彼女は植松から論文を酷評されて、准教授になれずにいた。
植松に怨みはあるはずで、浅尾はまどかをかばって、誰も見ていないと言ったのではないかと推測もされた。

一方、舞子は植松が教授の門倉(遠藤憲一)から、論文のことを利益相反だと非難されていたことを知る。
門倉に聞くと、植松は2つの成分だけで効果のある向精神薬についての論文を書いていた。
だが、その薬を開発したのは北見の会社で、植松は彼から資金援助を受けていた。
植松は新薬を売るために、論文を書いたと北見は批判する。

鑑識の結果、植松の名札から別の人間の血液が検出された。
血液から検出された成分は高血圧や狭心症、高コレステロール症の薬だった。
舞子は門倉と話していた時に彼が薬を飲んでいたことを思い出す。
彼女は再び門倉を訪れ、常用している薬を借りて、鑑識に持ち込んだ。

一方、事件の時、誰も見ていないという浅尾の証言は、植松の名札の血から偽証と疑われる。
だが、嘘発見器に掛けても浅尾は嘘は付いてなく、昇が自分の見間違いだと言い出す。

門倉の薬の鑑定結果から、植松の名札の血は門倉のものという可能性が高まる。

そんな中、チョコザイが「半分、ご飯食べなかった」とつぶやく。

沢は関係者を集めて、紙を差し出し、真ん中に印を付けるようにと告げる。
他の誰もが真ん中に印を付ける中、浅尾だけは右寄りに付けていた。
門倉やまどかから、頭の手術を受けたことがあるかと聞かれた浅尾はスキーで転んで脳挫傷になったと答えた。

一方、沢は北見に血液のDNA鑑定をさせてほしいと頼む。
植松が論文に書いた2つの成分が入った薬はまだ開発されていない。
北見が治験を受けていれば、それが検出されるというのだ。

それを聞いた北見は観念して、全てを告白する。

北見は論文を書いた植松に、こんなことは許されないと訴えていた。
だが、植松は論文の修正を却下。北見を振り払おうとして、階段から転落したのだ。

その後、舞子は、脳外科医の井下田(池田鉄洋)から、浅尾の診断結果を聞く。
浅尾は脳挫傷の影響で「半側空間無視」という病気にかかっていた。
損傷した脳の反対側の視覚や聴覚などを失う病気だった。
そのおかげで、浅尾は北見のことが見えなかったのだ。

自分の病気を知った浅尾は医師ではいられないと思ったが、門倉に引き留められていた。
まどかも自分がいつも左側にいてあげるから、と言ってくれたのだという。

事件は解決。チョコザイはまた眠りに就いた。
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04/15 第1話

キャスト
チョコザイ / 中居正広(なかいまさひろ)
謎の青年。ひょんなことから舞子の父が所有・・・
蛯名舞子 / 栗山千明(くりやまちあき)
美人という理由で、警視庁の広告塔として捜・・・
沢俊一 / 北村一輝(きたむらかずき)
警視庁の刑事で、舞子を捜査一課に引き抜い・・・
蛯名昇 / 玉森裕太(たまもりゆうた)
舞子の弟で医学生。精神科医を志しており、・・・
石川唯 / 光宗薫(みつむねかおる)
警視庁鑑識課・機動鑑識係。警察学校を優秀・・・
蛯名達夫 / 利重剛(りじゅうごう)

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