マヤ文明による人類滅亡の日はまだ当分先!? Xデー目前に｢マヤの博物館｣オープン!

古代マヤ暦で人類が滅亡する日だと予言されている12月21日が刻一刻と近づく中､メキシコ南東部の都市･カンクンに､｢マヤ文明の博物館｣が11月末オープンした｡

『AFPBB News』が報じたところによると､完成までに約6年間､総工費およそ12億円を費やしたといい､敷地面積は5万5,000平方メートル｡マヤ文明の数学や天文学に関する物を中心に350点ほど展示されている｡
カンクンが位置するメキシコ南東部といえば､まさにマヤ文明が栄えた地域｡そのマヤ地域に､"Xデー"が迫った今､新たな大施設がオープンするのは､人類滅亡説を信じる者からすると違和感を覚えるだろう｡

約7ヶ月前､アメリカ･ボストン大学の研究チームらが､カンクンから見て南西に位置するグアテマラ共和国内にて､マヤ文明遺跡の壁画を発見｡マヤ最古のカレンダーが記されていると報告した｡
調査の結果､2012年12月21日に世界が滅びる終末論に該当する計算は見当らず､｢世界には7,000年間は先があると考えていたようだ｣と驚きのデータを公開した｡

今年の人類滅亡説を予言していたマヤカレンダーは13～14世紀に描かれたものだといい､暦の周期が終わる12月21日頃がXデーだとしていた｡世界中が騒がしくなる一方､メキシコの現地ではむしろその盛り上がりを逆手に取るようなサービスが始まっている｡研究チームの報告も合わせて考慮すると､どうも人類滅亡説の信憑性は低いのではと言わざるを得ない｡

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