上田晋也が｢しゃべくり007｣でのみピョンスと呼ばれる理由!

上田晋也が｢しゃべくり007｣でのみ"ピョンス"と呼ばれる理由!

一昔前なら､｢月曜22時といえば?｣と若年層に訊ねれば､大方返ってくる答えはフジテレビ系『SMAP×SMAP』だった｡
放送15周年を迎え､国民的アイドルと呼ばれるSMAPの象徴的番組｡
料理･コント･トーク･歌と彼らの魅力を堪能できる高視聴率番組の一つに挙げられた｡

月曜22時のバラエティー戦線を独壇場で突っ走ってきた『SMAP×SMAP』を脅かす存在として2008年から台頭したのが､日本テレビ系『しゃべくり007』｡
くりぃむしちゅー･ネプチューン･チュートリアルと他では絶対に揃わない豪華メンツが共演｡
上田晋也の安定した仕切り､有田哲平･堀内健･徳井義実らが放つボケ､と7人の個性が光り企画の内容も相俟って､最高視聴率は19.4%を記録した｡

『しゃべくり007』では出演者同士の仲の良さも窺え､ネプチューンとくりぃむしちゅーは厳密には同期でなく､名倉潤が最もキャリアが長く､原田泰造と堀内健が同期､その1年後輩がくりぃむしちゅーという間柄｡
しかし互いに敬語は使わず､時には後輩の有田哲平が原田泰造をイジったり､上田晋也が名倉潤をビンタすることもあるほど｡

番組を見ていると､｢潤ちゃん｣｢ホリケン(健)｣｢アリペイ｣｢泰造｣とラフな呼び名で言い合っており､上田晋也に至っては｢ピョンス｣と名前の原型すら無いあだ名が付けられている｡
｢ピョンス｣と呼んでいるのは主に原田泰造と堀内健であるが､2009年3月､東方神起がゲストで出演した時､｢上ぴょん｣と呼んでいたあだ名に､東方神起のメンバー･ジュンスの韓国風な要素を加え､｢ピョンス｣という名前が誕生した｡

ただしキャリアにして6年先輩の名倉潤は一貫して｢上田｣と呼び捨て｡
チュートリアルの二人は当然さん付けで他の芸人にも浸透していないため､『しゃべくり007』を頻繁に見ない視聴者は違和感を覚えても無理はない｡

先輩後輩関係を過度に気にせず笑いに集中できているからこそ､『しゃべくり007』でのくりぃむしちゅーとネプチューンの調和は群を抜いて魅力的に映るのかもしれない｡

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