ナルシスト･エコーの起源丸分かり!! そして自らを愛しすぎてしまった男の悲しい運命｡

"ナルシスト"･"エコー"の起源丸分かり!! そして自らを愛しすぎてしまった男の悲しい運命｡

ギリシャ神話に登場する美少年･ナルキッソス｡
彼は､他人を愛することが出来なかった｡

森の妖精のひとり､エコーが彼に恋をしたが､エコーはゼウスが妻ヘラが言い逃れをする為にヘラに対してお世辞を言わされていたため､ヘラに口が利けなくさせてしまった｡
自分の言葉を言うことは出来ず､他人の言葉を繰り返すことのみを許されていた｡
エコーはナルキッソスと話そうとするものの､自分からは言葉を発することが出来ないので､ナルキッソスは退屈となりエコーを見捨てた｡
これを見た復讐の神ネメシスが､ナルキッソスを自分しか愛せない人間とさせてしまった｡
そして､ある日ナルキッソスが水面を見ると､中に美しい少年がいるのを見つける｡
勿論それは本人なのだが､ナルキッソスはひと目で恋に落ちてしまい､そこから離れられなくなってしまったのである｡
やがてナルキッソスはやせ細って死んだ｡

ここから､'ナルシスト'はナルキッソスが語源となり生まれ､'エコー(木霊)'はエコーが他人が言ったことを繰り返すしか出来ないところが語源となって成立したのである｡

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