漫画「ブラックジャックに──」の作者がまた！掟破りの行動に！！

漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館）連載の「新ブラックジャックによろしく」の作者・佐藤秀峰が､13日付の公式Webサイトホームページの日記で､

「僕は『新ブラックジャックによろしく』をオンラインで連載をすることにしました。

雑誌に掲載されてから1か月後に､こちらのホームページでも読めるようにするつもりです」

と発表した。

大手出版社の雑誌に連載中の作品を､自身のWebサイトでほぼ同時期に掲載するのは､非常に珍しい。

もっとハッキリ言ってしまうと､出版界的には“掟破り”の試みだ。

佐藤と小学館の契約では､掲載後の原稿の扱いは作者自身に委ねられているようで､

「オンラインコミックについては二次使用になるので僕の自由にできます」

としている。

また佐藤は､

「こんな僕でも､義理や人情というものがありまして､編集長と相談させていただいた結果､雑誌掲載から1か月後に､ホームページで掲載をさせていただくことにしました」

と､小学館側と話し合いを持った上でのこととしている。

佐藤はこれまでにも自身のWebサイトで､「海猿」や「ブラックジャックによろしく」連載当時の編集部との軋轢や､具体的な原稿料の開示。連載作品の原稿料は毎月赤字続きで､単行本の印税で赤字の補てんをしているといった赤裸々な内情の暴露を行ってきた。

今回のオンライン連載についても､

「恐らく､僕が雑誌で連載をするのは「新ブラックジャックによろしく」と「特攻の島」（週刊漫画TIMES：芳文社）が最後かもしれません。もう雑誌から声はかからないでしょうから」

と､覚悟の上の行為であることを語っている。（淺川）