MONSTERS
[第5話]
究極グルメ殺人事件最後の晩餐は幻の味11/18放送
料理界初のコンペディションが開催されることになった。現在勝ち抜いているのは“カリスマ料理人”と呼ばれる丸岡龍次郎(榎木孝明)だ。あと1勝すれば“永世王座”が決まる丸岡は伝統を重んじた料理を得意とした料理人だ。
次の挑戦者は新進気鋭の料理人・四条敦彦 (中村俊介)。“料理は科学”と言い切る四条は、伝統を重んじる丸岡とは魔逆のポリシーも持っていた。
そんななか、コンペの審査委員長・料理家の大河原 (奥田達士) が殺害されてしまう。犯行現場は料理教室。凶器は鈍器のようなものだということが分かった。大河原の傍らには 特有の匂いがついた携帯電話が落ちていた。
平八(香取慎吾)はその匂いが気になった。
第一発見者は大河原の妻・美津子と大河原が信頼を寄せていた丸岡だという。
美津子の話では“コンペディションの審査員を降りろ”という怪文書が送られていたという。さらに「帰りが遅くなる」という大河原からの電話の際、受話器越しに大河原が誰かと争う声を聞いていた。そこで美津子が丸岡に相談。丸岡と料理教室へ急行すると、料理教室に倒れている大河原を発見したという。
現場には四条がつけていたのと同じブレスレットが落ちていた…。早速、四条が疑われ、彼にアリバイがないことが判明する。しかし状況証拠だけで、肝心の殺害した凶器等の決定的証拠が出てこなかった。
鑑識の結果、携帯に付着していたのは“サントリーナ”という珍しい植物の匂いだということがわかる。生息場所を探していると、料理教室から15分の場所にある公園でも生息していることがわかった。「大河原が殺された場所はこの公園」と平八は推測する。
ここで平八に新たな疑問が生じる。なぜ犯人はその携帯を拾った際にその匂いをふき取らなかったのか…。
さらに平八は大河原・美津子・丸岡の電話のやり取りでも疑問を抱く。なぜ大河原が料理教室にいると分かったのかだ。
美津子の証言から、丸岡が電話で「料理教室に居る」といったからだというのだ。その点を丸岡に問うが、丸山は曖昧な証言で逃げる…。
その時、平八は「明日のコンペティション、負けた方が犯人です」と宣言した。
コンペティションでの料理対決の結果は、四条が圧倒的な大差で勝利を獲得したのだった。勝利を確信していた丸岡は動揺を隠せない。
コンペの後、平八が謎解きをした。じつはコンペの際に平八は公輔(山下智久)に醤油と黒酢をすり替えさせていた。しかし丸岡は全く気付かず醤油だと思って調理を完成させたのだ。臭覚があれば誰にでもすぐにおかしいことが気づけたはずなのに、丸岡は最後まで気付かなかった。それは最近、丸岡が臭覚を失っていたからだ。
平八がそれに気付いたのは、殺害電話に残された携帯電話に匂いがついていたことだった。
丸岡は大河原を公園に呼び出し、美津子に電話をかけさせている最中に襲った。電話越しの異変を感じた美津子は必ず自分に連絡してくると自信があった。そこで大河原は遺体を料理教室に運ぶと、信頼して電話してきた美津子に「料理教室に向かう」と言って、美津子も料理教室に向かわせることができたのだった。
じつは大河原は丸岡が病気で臭覚がなくなった事を知りコンペへの参加辞退を促していたのだ。しかし、丸山はどうしてもコンペに出たかった。あと一勝すれば“永世料王座”という輝かしい称号を得られたから…。
事件の後、公輔は恋人・恵美にプロポーズする。ところがなんと降られてしまった!
一方、捜査一課では、公輔を所轄へ戻すことが決定されようとしていた…。
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キャスト
平塚平八 / 香取慎吾(かとりしんご)警視庁イチの変わり者の、捜査一課刑事。平・・・
西園寺公輔 / 山下智久(やましたともひさ)
正義感に溢れ、まっすぐな捜査一課の新人刑・・・
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