ラブシャッフル
[第10話]
03/20放送

結婚を目前に控えた啓(玉木宏)と芽衣(貫地谷しほり)が夜の街で会っていた。別れ際に、芽衣は大粒の涙を零す…そんな芽衣を啓は優しく抱き寄せた。

愛瑠(香里奈)は正人(谷原章介)の後輩の亀井(袴田吉彦)と順調に交際を続けていた。亀井の誠実さと安定感に心地よさを感じる愛瑠。しかし、心の中は揺れていた。

そんなある日、啓たちが住むマンション・フロアで恒例のパジャマパーティが開かれる。今回は諭吉(DAIGO)も呼ばれた。諭吉の到着を迎えるかのように、啓、愛瑠、旺次郎(松田翔太)、正人はフォークダンスを踊りだした。
エレベーターのドアが開き、諭吉と連れがフォークダンスに混ざる。
旺次郎がダンスの相手の顔を覗き込むと…それは海里(吉高由里子)だった!!
亡霊が出たと思って慌てる旺次郎に、啓や愛瑠は、海里が生きていたことを告白する。
しかし、突然の出来事に動揺を隠せない旺次郎は、部屋へ帰ってしまった…。

それから数日後の海里の本当の誕生日の夜、海里が自殺をしようとコンビニでカッターナイフを購入する。すると、海里を見守っていた旺次郎がカッターナイフを取り上げて、自殺をしないように説得した。「俺が一緒にいてやる…」と。

啓の部屋のベランダで、啓と諭吉がなにやら話をしていた。
“タラちゃんズ”の友情を確かめながら…。

いよいよ結婚式、新婦の父を腕を組みながら芽衣がバージンロードを歩いて来た。芽衣を待っていた新郎は…啓ではなく諭吉だった!

じつは啓と芽衣は結婚式直前に別れていた。それにしても、なぜ芽衣の親族がこの事態を了承したのかというと…諭吉が芽衣の父の会社の株を買い占めて筆頭株主となり、役員の総入れ替えをしないことを条件に芽衣との結婚を申し出たのだ!

啓が一人になったことを知った愛瑠の心は大きく揺らいだ。そして、亀井との別れを決意した。

一方、啓は会社を退職、玲子(小島聖)のすすめもあって、夫の出馬する選挙区に立候補することを決める。
「何年かかってもいいから政治家になって、よい世の中にする仕事がしたい!」そんな啓はキラキラと輝いていた。

一方、玲子のお腹の赤ちゃんも順調に育っていた。玲子は正人に「この子はあなたの子」と告白する。驚く正人に玲子は「大丈夫、認知を求めたりしないから」と言い、「だから、もうひとりぼっちじゃないわね」と笑った。そんな玲子に「子どもの授業参観に出てみたかったんだ」と正人は微笑む。そして、二人はそっと手をつないだ…。

旺次郎は啓の情熱に触発され、再び、戦場カメラマンに復帰することを決める。
出発の日、空港のロビーには海里の姿が…。手にはパスポートを持っていた。
「私は自殺でしか死ねない。だから、わたしと一緒ならあなたも安全」という海里。
そんな海里に旺次郎はキスをして抱きしめた…。

雨の日も、晴れの日も、啓は街頭に立って選挙演説を行った。夜には、政治家になるべく、必死で勉強もする。そんな啓のまわりには、次第に人々が集まってくるようになる…。

亀井と別れた愛瑠。それを知った啓。
啓と愛瑠の心も、ようやくひとつに結ばれた――。

《完》


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01/23 第2話

キャスト
宇佐見啓 / 玉木宏(たまきひろし)
超一流のIT企業で課長を務めている。一見、実力の今の地位を手に入れた男のように見えるが、
婚約者・香川芽衣の父親の会社にコネ入社したというただそれだけ。
しかも住んでいるマンションの家賃まで義父に払ってもらっているというのだからどうしようもない。
もちろん本人も他人に頼りすぎだということはいつも考えている。
そんな彼が結婚を3ヵ月後に控えたある日、突然芽衣に婚約解消を告げられてしまった。
なんで?どうして?
生活と職を同時に失うピンチに立たされた啓は一体どうなってしまうのか!?
そんな彼の愛称は愛称は“うさタン”

世良旺次郎 / 松田翔太(まつだしょうた)
グラビア撮影を専門としているプロカメラマン。
幼い頃からカメラマンに憧れていた旺次郎は高校を中退し、世界を放浪する戦場カメラマンになった。
しかし、ある日を境に戦場を離れ、帰国してからは女性専門にグラビア撮影を行うカメラマンとなった。
イケてるルックスで女性からの人気はあるものの、男と女の間に本当の愛なんて必要ないと冷めた一面も持っている。
現在の恋人は人妻の上条玲子。好きになった女性に相手がいようがいまいが関係ない思っている旺次郎。
ただ、人の心に土足で踏み込んで相手を傷つけてしまうという致命的な欠点も持っている。
そんな彼が早川海里と初めて出会った時、今までに感じたことのないような感情を持つことになる。
愛称はオーちゃんやバケラッタ。
バケラッタって一体?


逢沢愛瑠 / 香里奈(かりな)
外交官の父を持つ愛瑠は、幼い頃海外で生活していた。現在は日本に帰国しており、英語・フランス語・スペイン語を専門にするフリーの通訳として幅広く活躍している。
誰もが憧れるような美人で、性格も明るく元気ハツラツで思ったことをハッキリと口に出していうタイプ。
そんな性格がゆえに、女性からは冷たい人間だと思われがちだが、恋愛に対するこだわりは強く、一度好きになった人を嫌いになれない性格でもある。
現在の恋人である大石諭吉とは、純粋な彼の性格にひかれて付き合い始めたが、諭吉の束縛に耐え切れなくなり、近々別れを切り出そうとしている。
愛称はアイアイ。
香川芽衣 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
家事手伝いとして現在実家暮らしをしている女性。
宇佐美啓の婚約者であることから、啓が働く一流企業の社長令嬢でもある。
アニメに描いたようなピュアな性格の持ち主で、啓とは高校二年の冬休みにスキー場で運命的な出会いをしたことがキッカケで交際が始まった。
その後、婚約解消をするはめになったものの、今でも啓への憧れは変わっていない。
しかし、そんな彼女も憧れてばかりはいられない! 新しい恋を見つけようと今回ラブシャッフルに参加する決心をした。

菊田正人 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
心療内科医で菊田メンタルクリニックを経営している。
そんなある日、患者としてやってきた早川海里に自殺願望があることを知り、ここ最近は毎日気にかけている。
普段は超高級マンションに暮らす正人だったが、そこで啓、愛瑠、旺次郎と出会う。
交流を進めるうちに3人とも付き合っている相手と上手くいっていないことを知り、
お互いの恋人を交換するという“ラブシャッフル”を思いつき提案した。
もちろん自分が密かに想いを寄せている海里も参加させるのだが…。
しかしこのラブシャッフル。実は正人が以前から考えていたある秘密が隠されているのであった。
そんな彼の愛称は菊リン。

大石諭吉 / DAIGO(だいご)
株のトレーダーとして働いている男で逢沢愛瑠の現在の彼氏。
ある理由からひきこもり状態になった学生時代に覚えた株のデイトレードで一気に成り上がった。
今ではその活動は拡大しておりM&Aなども自ら行ってしまうほどの大富豪だ。
そんな彼は同じマンションで出会った啓に、何か自分と同じオーラを感じて仲良くなった。
今では女自分に関わりを持った女性を吹っ切れない性格から“未練たらたらタラチャンズ”を結成するほどに。
そんな性格からか、諭吉は付き合った彼女を必要以上に束縛してしまう傾向があり、現在の彼女である逢沢愛瑠には愛想を尽かされている。
別れを告げられるのも時間の問題か!?
愛称はユッキー。
早川海里 / 吉高由里子(よしたかゆりこ)
美術大学に通う学生で、彼女の父親は画廊を経営している。
美大に通うことになったのも家柄の影響が大きい。
住む家は豪邸で、自分専用のアトリエを持つお嬢様。何不自由なく暮らしているかのように思われがちだが、
実際のところは厳格な父親に絵を描くこと以外の行動を禁止され、束縛される毎日を送っていた。
そんな生活に嫌気がさした海里はいつしか自殺願望を持つようになり、腕には無数のリストカットの痕がある。
そんな彼女を何とか支えているのが主治医である菊田正人。
治療の中で3ヶ月後の誕生日までは絶対に死なないと約束して以来、生きることの大切さに少しずつ気づき始めてきた。
そんな時、正人から進められたラブシャッフルに半ば強制的に参加することになった。
上条玲子 / 小島聖(こじまひじり)
超セレブだが、誰の妻でどこからやってきたのか全く分からないミステリアスな女性。
人妻だが大人の魅力たっぷりで、今は世良旺次郎と付き合っている。
つまり不倫!?
普段からセクシーな服を身にまとい男たちを翻弄している。
それは『男は女の外見に魅了される』という強い信念を持っているからで、恋愛に対しては常に積極的。
そんな彼女が不倫をする理由は、愛し合って結婚したはずの夫が、自分のことを女として見てくれなくなったからである。
しかし、そんな彼女が不倫をするのにはどうやら他の理由があるようで…。

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