ライアーゲーム シーズン2
[第9話]
01/19放送

セミファイナル後半戦「ゴールドラッシュゲーム」も残り半分までやってきた。

ここで光の国は、秋山(松田翔太)の考えた必勝法で勝負に出ることにする。
「秋山さんと一緒にファイナルゲームに進む。そのためには葛城さんに勝たなければならない」光の国のリーダー・直(戸田恵梨香)も決意を新たにする。

秋山は炎の国のマリエ(MEGUMI)と川井(姜暢雄)を仲間にすることに成功する。もうひとり、池沢(忍成修吾)を味方に引き入れれば光の国の勝利は間違いない…。

しかし、炎の国のリーダー・葛城(菊地凛子)は、炎の国のメンバーに裏切り者がいることに気づく。まだ、それが誰なのか分からないようだが、「バレるのは時間の問題」と怖い顔をしてメンバーを威嚇していた。マリエと川井はハラハラする…。

11ゲーム目が始まる前、なんとモモコ(片桐はいり)の密告で、マリエと川井が裏切り者だとバレてしまう。葛城は2人を椅子に縛り上げて目隠しをすると、先に相手の作戦を白状した1名に「賞金を出す」と言う。“囚人のジレンマ”という手法だ。

秋山の作戦が潰されることを恐れたマリエは自白しなかったが、なんと川井が白状してしまっていた。

川井から葛城の作戦を聞いた葛城は、なんと秋山の作戦に気付いていない振りをしてゲームを続行する。そして秋山の作戦の裏をかいて金塊を騙し取る作戦を決行した。

「あなたには、運ぶふりをして、金塊を持ち帰って来てもらいます」葛城は、次に秋山に誘われるはずの池沢に騙されたふりをして秋山を騙す役目を言い渡す。

こうして炎の国は全ての金塊を手に入れた…。

そんな中、ライアーゲーム事務局の清蘭(遊井亮子)が光の国のスピーカーが1台壊れていることに気づく。清蘭は監視役のエリー(吉瀬美智子)と谷村(渡辺いっけい)に報告するが、谷村はその報告を軽視して放置する。

15ゲーム目が終わり、この段階で、モニターにそれぞれの国の金庫にある金塊の数が発表された。そして光の国と炎の国の陣地がモニターに映し出された。

「大学時代、私はあなたに勝った。そしてあなたは大学から消えた。今度も消えて貰いましょう。秋山くん、私の勝ちです」モニター越しに、葛城は秋山に宣告した。

ところがモニターに映し出された結果は予想とは違っていた。42個の金塊が光の国の方にあったのだ! 残りのゲーム数が少ない中で、この結果は、炎の国の敗北を意味していた。

実は、池沢はマリエや川井と組んでいて、すでに秋山の作戦に加わっていたのだ。葛城はそれを見抜けず池沢が忠誠を誓っていると信じきっていた。さらに川井が秋山の作戦を暴露するが、その後、川井もマリエも秋山から新たな指示を得て、作戦はちゃんと軌道修正されていたのだった。

その通信手段には、なんと葛城がメンバー同士を監視するために持たせていたボイスレコーダーが使われていたのだ。ボイスレコーダーに秋山が指示を吹き込む。それを3人が聞いて実行する。このようにして川井、マリエ、池沢は、秋山と直接会って会話をしなくても、ちゃんと意志の疎通が図れたのだ。

「なぜ裏切った」という問いに、マリエたちは「直の、全員を救うという言葉を信頼した」と言った。

モニター越しに秋山は葛城に言う「お前は、恐怖でプレイヤーを支配する事で勝てると信じていた。だが、神崎はプレイヤーを信じる事で勝った」と…。「葛城、お前の負けだ」秋山の言葉が響いた。

学生時代、秋山と葛城は良きライバルだった。しかし、秋山は葛城に負ける。
そのとき教授は秋山に「君にない物を葛城くんは持っていたと言う事だ。それが何なのか考えなさい」と言った…。

――いよいよ最後のゲーム。
国境にやってきた葛城に、秋山は言った。「きっと、これが答えだ」と…。
秋山は葛城に自分のカードを渡す。すると、その金庫には金塊が一つ残っていた。

この金塊で、葛城は借金を背負わずに済んだ。
葛城もまた、大学時代の事を思い出していた。穏やかな表情に戻った彼女の口元には、かすかに笑みが漏れていた…。

金塊を1つ葛城に渡したことで、光の国からファイナルに進出できるのは2名となる。葛城を助けたために、直はファイナルへ出場できなくなった。

「本当は最後まで戦いたかった。秋山さん、必ず勝ってこのゲームを終わらせて下さい。私は、秋山さんに託します」直は秋山にすべてを託した。

こうして全員が借金なしでセミファイナルを終え、ファイナルには秋山と福永(鈴木浩介)が進んだ。

こうして直のライアーゲームは終わった。

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キャスト
神崎直 / 戸田恵梨香(とだえりか)
正直(バカがつくほど)で人を信じやすくお人よしな大学生。
かなり気が弱く泣き虫だが、覚悟を決めると意外な行動力を発揮する。
母は直が幼いころに他界し、父は末期がん。
ライアーゲームに勝ち、ゲームから早く抜けようとしているが、なかなか抜けられない。
直独自のライアーゲーム必勝法は「全員が正直になれば全員が勝つことができる」。
秋山深一 / 松田翔太(まつだしょうた)
かつて自分の母を自殺へと追いやった巨大マルチを復讐のために破たんさせた元天才詐欺師。
詐欺師になる前は名門大学の普通の大学院生だった。
正直者だった母と重なるのか、直をほうっておくことができない。

冷静な判断力と大胆な策で、ライアーゲームの勝利はもちろん、LGT事務局の裏に隠された真実をも暴き出そうとする。

福永ユウジ / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
ネイリスト。
直のことを馬鹿にしている。
人を騙すことに罪を感じていない。
シーズン2では同じチームとなる。
欲が深くお金に目がないため手段を選ばない。
谷村光男 / 渡辺いっけい(わたなべいっけい)
ライアーゲーム事務局員だが、警官。
直に「他のプレイヤーを救って欲しい」と訴えゲームへの参加を促す。
エリー / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
ライアーゲーム事務局員。
秋山に「2年前に会ったのはゲームの主催者ではない」と言い再びゲームへの参加を促す。
葛城リョウ / 菊地凛子(きくちりんこ)
天才詐欺師、秋山の元同級生。
帝都大学心理学科の史上最年少教授である。
かつて秋山を破ったことのある唯一の存在らしい。

西田勇一 / 荒川良々(あらかわよしよし)

菊地翔 / 眞島秀和(ましまひでかず)

小坂妙子 / 広田レオナ(ひろたれおな)


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