東野圭吾ミステリーズ
[第10話]
09/20放送

章代(鈴木京香)が院長を務めるクリニックに、峰和(小沢征悦)と千鶴(西田尚美)夫妻が来院。
章代は子供が生まれない夫婦と望まれずに生まれた子供の養子縁組も行っていた。
峰和夫妻も章代が手配してもらった赤ちゃんに会いに来たのだ。

峰和は社長の義政(竜雷太)の娘・千鶴と結婚し、婿養子として専務になっていた。
義政は峰和に子供の件は問題ないかと確認。子供の母親は女子高生で、後々問題になるようなことはなかった。

ある日、峰和は章代から呼び出され、バーに出向く。そこは偶然、彼がよく行っていた店だった。
しかも、出てきたワインも流れてきた音楽も好みのもので、峰和は驚く。

そんな彼に、章代は現代では精液を冷凍保存して、死者の子を産ませることもできるのだと語る。

しばらくしたある日、章代と会った峰和は彼女が自分の過去のことを詳しく知っていることに驚く。
しかも、章代は義政とも親しげだった。峰和は章代に何か狙いがあるのではないかと疑う。

峰和はそれを確認するため、章代の家へ。
そこには絵が飾られていたが、章代によると妹の弓子(矢田亜希子)が書いたのだという。
弓子は美大の学生で、クラブでホステスのバイトをしていたが、7年前に殺されたらしい。
警察は強盗に暴行された挙げ句に殺されたと判断したが、章代は恋人が殺したのだと言う。

占いに凝っていた弓子は姓名判断の本に、本郷弓子という名を書き残していた。
章代が本郷という名を調べると、弓子の客の中にいた。それは婿入り前の峰和の姓だった。

章代は暴行された弓子の体から、犯人の精液を採取して冷凍保存したという。
やがて、本郷夫妻が養子を探していることを知ったらしい。
章代は犯人の精子と自分の卵子で、代理母に出産させた。
その子供が峰和らに渡した赤ちゃんなのだという。

峰和は千鶴との結婚の邪魔になった弓子を殺していた。
そんな彼に章代は罪の意識に苦しみながら、自分の子供を育てていけと告げる。
峰和は弓子の声を聞いた気がして、恐怖に怯えてその場から逃げ出していった。

帰宅した峰和は千鶴に、子供を章代に返そうと切り出す。
だが、千鶴は峰和の子だと思って育てるからと言って、拒否した。
その言葉を聞いた峰和はまたも恐怖に震え、自ら命を絶ってしまう。

章代は千鶴のもとを訪れ、峰和の遺影に語りかける。
代理母に弓子の子を産ませたなど、全くの嘘だった。
章代はそう告げると、千鶴から赤ちゃんを受け取って帰っていった。
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キャスト
石上純一 / 唐沢寿明(からさわとしあき)
実業団のアーチェリー部のコーチ。
愛弟子である望月直美を自殺という形で失ってしまう。
直美から遺書ともいえるビデオレターを残される。
田村厚子 / 松下奈緒(まつしたなお)
大阪に単身赴任していて殺された田村洋一の妻。
何故か大阪への強い拒否反応がある。
浅野葉子 / 観月ありさ(みづきありさ)
弁護士。自宅付近で倒れていた、記憶をなくした少女を助け自分の部屋に連れていく。
男性が刺殺された現場で少女の目撃情報が出る。
中川伸彦 / 反町隆史(そりまちたかし)
再婚の新婚旅行で沖縄にやってきた男。
昨年娘を石油ストーブの不具合による一酸化炭素中毒で亡くしている。
娘は新妻・尚美に殺されたのではないかと疑惑を抱き続けていた。
青山弥生 / 長澤まさみ(ながさわまさみ)
書道の師範。恋人の北沢のマンションへ行き、彼の死体を発見する。
アルファベットの「A」のようなダイイングメッセージがあり、部屋は荒されていた。
ある会社社長の遺言書がなくなっており、北沢が持ち逃げしていたという事実が浮かび上がる。

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