東野圭吾ミステリーズ
[第6話]
弥生(長澤まさみ)は部屋に残されていた元カレ・北沢の荷物を返しに行った。08/16放送
ドアの前に荷物を置いて帰ろうと思っていたが、ふと不安がよぎる。
鍵の掛かっていないドアを開けて、中に入ると、北沢が殺されていた。
第一発見者として取り調べを受けた弥生だが、北沢が殺されるような心当たりはない。
金品は取られてなく、強盗の犯行ではないようだ。
後日、葬儀に出席した弥生は、北沢の友人だという尾藤(安藤政信)に声をかけられる。
探偵だという尾藤は、北沢が中瀬(志賀廣太郎)という社長の遺言状を持っていて、それを狙われたのだろうと言う。
中瀬は書道教室を開いている弥生の生徒でもあった。
中瀬は2〜3年前から遺言を書いていたが、半年前に清美(マイコ)という隠し子が現れた。
それを機に遺言を書き直したが、中瀬はその直後に危篤になり、遺言も消えたらしい。
北沢が盗んだ可能性があると尾藤は言う。その遺言をネタに誰かを恐喝しようとしたというのだ。
確かに北沢は弥生と別れる直前、急に金回りが良くなっていた。
そして、遺言を弥生が持っていると思われたら、身に危険が迫るかも知れないと尾藤は言う。
やがて、その言葉通り、弥生のマンションが何者かに荒らされた。
弥生は尾藤の助手を申し出て、一緒に遺言状を探すと言い出す。
そんな弥生の前に刑事が現れ、北沢には確かに尾藤という友人がいるが、今はアメリカにいるはずだと言う。
弥生は尾藤の後を付け、彼のマンションへ。郵便受けには秋山という名前が書かれていた。
一方、弥生の前に中瀬の長女・弘恵(池脇千鶴)が現れた。
弘恵は遺言を渡せと迫るが、弥生にはどうにもできない。
やがて、弥生は北沢と最後に会った時、靴に白い砂が付いていたことを思い出す。
それをもとに、弥生は中瀬の遺言を発見。
そこへ中瀬の長男・雅之(テイ龍進)が現れ、遺言を奪おうとするが、秋山が弥生を救う。
秋山は弥生に自分は本当は弁護士だと告白。中瀬の遺言の件を担当しているという。
中瀬の遺言が親族たちの前で公開される日がやってきた。
そこには弘恵と雅之に渡す財産の全額を清美に相続すると書かれていた。
それを聞いた弘恵は反発し、遺言の筆跡鑑定を求める。
弥生は中瀬の書道の練習帳があるはずだから、それと照合すればいいという。
清美が探して持ってくると、そこには遺言と同じ文面が書かれていた。
だが、弥生は「全額」の「全」の字が中瀬の書いたものではないと言い出す。
何者かが「仝額(同額)」に1本付け足したのではないかというのだ。
さらに、秋山はそれをやったのは清美だと宣言。
証拠を問われた秋山は、その練習帳は弥生が書いて、置いておいたものだと言う。
それを書き換えることができるのは、清美だけだった。
清美は警察に逮捕され、北沢殺害も認めた。
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キャスト
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田村厚子 / 松下奈緒(まつしたなお)
大阪に単身赴任していて殺された田村洋一の・・・
浅野葉子 / 観月ありさ(みづきありさ)
弁護士。自宅付近で倒れていた、記憶をなく・・・
中川伸彦 / 反町隆史(そりまちたかし)
再婚の新婚旅行で沖縄にやってきた男。昨年・・・
青山弥生 / 長澤まさみ(ながさわまさみ)
書道の師範。恋人の北沢のマンションへ行き・・・
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