相棒season7
[第17話]
03/04放送

右京(水谷豊)のもとを出版社社員の瑛子(黒川芽以)が訪れ、事件を再捜査してほしいと依頼する。
詩人の安原(三浦涼介)が朗読会の舞台上で毒を飲んで死に、警察は自殺を発表していた。
だが、瑛子は将来有望と言われていた彼が自殺などするはずがないと言うのだ。

安原の詩集を出版することになっていた瑛子は出版社社長の堀江(三上市朗)とともに、その朗読会を観に行っていた。
安原が学生時代に書いた詩を全て載せることになっていて、その日に朗読する詩も最後に載せることになっていた。
瑛子は安原の朗読した詩を書き留める。

だが、その最中に安原は壇上で水を飲み、そのコップに入れられていた毒で死んだ。
瑛子は暗転中に何者かが毒を入れたと言うが、暗闇の上にわずか十数秒でそれは不可能と思われた。

米沢(六角精児)のもとを訪れた右京は安原が手にしていた詩が白紙だったと知る。
さらに、ステージには暗転中にスタッフを導くための発光テープが貼られていたらしい。
それは客席からテーブルに向かって貼られていて、その席の客なら毒を入れることも可能と判断される。
そこに座っていたのは安原の大学の准教授・城戸(中島久之)、詩壇の重鎮・五十嵐(西沢利明)。

右京は堀江からかつて梅津朋美(清水美那)という詩人が朗読会の壇上で自殺していたことを知る。
彼女は五十嵐の詩を盗作したと騒がれていたが、それを否定して自ら命を絶った。
安原は朋美にあこがれて、詩人になったのだという。

右京は安原が住ませてもらっていたという五十嵐の家へ。
安原の部屋には詩の断片が書かれたメモが貼られていた。
右京はその中に詩ではない道順のメモがあることに気付く。
さらに、机の引き出しの中にはたくさんの歯ブラシや糊。
朋子の件を五十嵐に問うと、盗作を訴えたのは自分ではなく周りの人間だと言う。

やがて、安原が朗読した詩は朋子が盗作したと言われる五十嵐の詩だったと分かる。
朋子が残していた詩のノートは彼女の死後も見つかっていない。
五十嵐がそれを持っていて、盗作をしたのは彼のほうなのではないかという疑惑が起こる。

右京は城戸を訪ね、そこで朋子のノートを発見。
そこにはここ最近の城戸や五十嵐が発表した詩が書かれていた。

追及された城戸は講師時代、五十嵐から詩の代筆を依頼されたと告白。
だが、彼は自分の詩を五十嵐の名で発表されることに抵抗を覚えた。
そんな時、朋子が落としたノートを発見し、その中の一編を五十嵐に渡したのだ。

右京は五十嵐と城戸の盗作が判明したことを堀江に報告。
だが、安原は2人に殺されたのではなく、自殺だという。
安原は若年性アルツハイマーに悩まされていた。
メモを多用するのはそのせいだった。

病を苦に自殺を考えた安原に、堀江は五十嵐や城戸の盗作を告げる。
どうせ死ぬのなら、それを告発して朋子の名誉を挽回してほしいというのだ。

堀江はかつて勤めていた出版社で、朋子の詩集を出版することになっていた。
だが、盗作騒ぎで出版は中止に。堀江も責任を問われ、会社を追われていた。
堀江は安原の死後に彼の詩集を出し、そのヒットで前の会社を見返そうとしていたのだ。
03/11 第18話


03/04 第17話


02/25 第16話


02/18 第15話


02/11 第14話


01/18 第19話


01/14 第11話


01/01 第10話


12/17 第9話


12/10 第8話


12/03 第7話


11/26 第6話


11/19 第5話


11/12 第4話


11/05 第3話


10/29 第2話


10/22 第1話


01/28 第13話


01/21 第12話

キャスト
杉下 右京 / 水谷豊(みずたにゆたか)
警視庁組織犯罪対策部で特命係係長を勤める男。
東大の法学部を卒業後に単身渡英。
帰国後、国家試験に合格して警察庁に勤めることとなった。
難解な事件の解決には必要不可欠な存在だが、切れ過ぎる頭脳と何を考えているのかがサッパリ分からない性格が災いして「変人」扱いされている。
亀山 薫 / 寺脇康文(てらわきやすふみ)
警視庁組織犯罪対策部に勤める特命係員。
自ら事件を解決してやると意気込みだけはするのだが、結局は杉下右京の頭脳に頼ってしまう。
お人好しで、腰が重いわりには口が軽く、秘密といわれていることもすぐに口に出して言ってしまう困り者。
亀山美和子 / 鈴木砂羽(すずきさわ)
亀山薫と同じ大学の出身で、その頃から大学の新聞部に所属していた。
卒業後に帝都新聞・社会部に所属。警視庁記者クラブに属し数々の事件を追ってきた記者である。
その後、帝都新聞社を離れフリー記者となり、今も事件を追っている。
薫と結婚してからは仕事を続けながらも夫を支えている。
宮部 たまき / 高樹沙耶(たかぎさや)
小料理屋「花の里」の女将として働いている女性で右京の別れた元妻でもある。
お互い納得しての離婚であった為、今も右京は度々「花の里」を訪れ、事件解決の糸口を彼女の助言から探している。
右京が事件を解決するのに欠かせない存在である。
伊丹 憲一 / 川原和久(かわはらかずひさ)
特命係を必要以上に嫌う捜査一課の刑事であり、“トリオ・ザ・捜一”のリーダー。
特に亀山薫への扱いはひどく、顔を合わせるたびに言い争いをしている。
ただ、人一倍正義感が強いという点だけは似ている。
三浦 信輔 / 大谷亮介(おおたにりょうすけ)
伊丹率いる“トリオ・ザ・捜一”の一人。こちらも特命係2人の行動には迷惑しているといった様子だが、伊丹と唯一違うところは、影ながら右京の捜査能力を認めているということ。
普段は感情の激しい伊丹をなだめる役もかっている。
芹沢 慶二 / 山中崇史(やまなかたかし)
伊丹率いる“トリオ・ザ・捜一”の一人で他の2人とはそこそこ年齢が離れている後輩刑事。
若手である為に右京や薫に逆らえず、捜査情報を提供することもあり、それがバレて伊丹によく怒られている。
米沢 守 / 六角精児(ろっかくせいじ)
右京という人間を完ぺきに理解しており、警察内ではほとんどいない“右京理解者”の鑑識官。
鑑識の腕は抜群で、無理を言う右京のリクエストにバッチリ応える。
特命係に親切なのは彼自身が捜査一課という警察の組織体制が嫌いだからという話もある。
大河内春樹 / 神保悟志(じんぼさとし)
警視庁内警務部の人事第一課で主任監察官として活動している男。
普段は主に警視庁に所属する警察官の不正を捜査している。
特命係も捜査の対象ではあるが、右京の捜査を理解している男でもあり、彼らに危険が及ぶ上層部の行動があった場合などには事前にその内容教えてくれる。
冷酷な顔つきをしながらも仲間を想う気持ちは持っている。

相棒season7特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau