｢紅白歌合戦2015｣が歴代最低視聴率更新! 偏った選出が原因か!

白組が井ノ原快彦､赤組が綾瀬はるか､そして特別ゲスト司会として黒柳徹子を迎え盛大に行われた2015年の『第66回紅白歌合戦』｡その視聴率が発表され､第1部(午後7時15分～)が34.8%､第2部(午後9時～)が39.2%となり､前後半の2部制となった平成元年以降､第2部は歴代最低の視聴率を出してしまった｡

番組後半は､NMB48と三代目J Soul Brothersから始まり､AKB48･嵐･EXILEといったシングル売上ランキング上位にランクインするアーティストが多数登場｡今回で勇退を宣言した森進一ら演歌勢を挟み､大トリは近藤真彦と松田聖子であった｡
1980年代が全盛期だった二大アーティストを各組の大トリに起用し､NHKへの貢献度が大きいグループ･歌手が優先的に選出されるキャスティングには放送前から疑問の声が相次いだ｡視聴率は､それを如実に反映した結果と言えよう｡

NHKの籾井勝人会長は､局内向けの年頭挨拶にて､｢新聞では史上最低と言われているが､私自身『紅白』を見て､もしかすると視聴率が間違っているんじゃないか､と思うくらい良かったと思う｣と太鼓判｡それを聞いた社員達がどう感じたかは不明だが､会社のトップが反省の色を示していないようでは､2016年以降も改善は期待できない｡

｢番組の質も大事だが､私は質も視聴率も両方要求したい｣と訴えたにも関わらず､何故視聴率が歴代最低だったのか分析しない籾井勝人会長｡現場の人間も頭を抱えているに違いない｡

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