羽生結弦が｢あさイチ｣で名言連発! ｢完璧だと思った事ない｣｢色気について考えた｣

フィギュアスケート男子選手の羽生結弦が､8月28日放送のNHK総合『あさイチ』にゲスト出演した｡あまりテレビ番組に出演する機会が少ない彼に対して､井ノ原快彦も有働由美子アナウンサーも興味津々｡視聴者からも約6,800通もの質問FAXが寄せられ､前代未聞の数だという｡

ご存知の通り､ソチオリンピックで日本男子初の金メダルを獲得した羽生結弦｡しかし､幼い頃からスケート一筋､というわけでもなく､集中力がなくスケート練習はすぐ飽きてしまい､当時大好きな野球で遊んでいたという｡中学生まで彼を指導した都築章一郎コーチは､羽生結弦の凄さについて､負けず嫌いっぷりが凄まじく､スケートの試合が近づくと練習に精が出て､年上選手にも臆せず､時には年上の人達と喧嘩することも｡

負けず嫌いな性格は今も健在｡｢完璧にやって満足したという気持ちが芽生えたことはないんです｣と話し､金メダルを獲得しても満足はしていないようだ｡｢まだできる、まだできるという気持ちが自分の中にある｣と常に上を目指しているからこそ､練習に打ち込むことが出来る｡今年のプログラムは､後半にトリプルアクセルを2回飛んでさらに4回転ジャンプをする等､例年以上に難度が高い技を盛り込んでいる｡

視聴者からの｢羽生選手は15～16歳頃からとてつもない色気が出てきました。20歳になった今は、色気がだだ漏れしています。どうしてそんなに色っぽいんですか?｣という質問が読み上げられると､｢全然漏れていません(笑)｣と赤面｡ただし､コーチから｢色気を出せ｣と言われたことはあり､｢色気について考えたことはある｣とコメント｡色気が何かの答えはまだ出ていないようだが､多くの女性が羽生結弦の演技から色気を感じているのは間違いない｡

また､番組途中には､彼のエキシビションで使用される曲『The Final Time Traveler』を歌うサラ･オレインがスタジオに登場｡アイスショーでは､生歌に合わせて踊るパフォーマンスを披露｡一般的に､生歌だとタイミングがズレる恐れがあり嫌がる選手も多い中､羽生結弦は｢気持ちよく歌ってください。その時のライブ感を出したいので｡そちらの方が生きているんですよね、プログラムが。2人でやっているからこそ、より奇跡に近いものじゃないですか｣とサラ･オレインに伝え､彼女も気持ちよく歌うことが出来たという｡

おそらく､テレビ番組でこれほど羽生結弦のトークが聞けたのは『あさイチ』が初だろう｡彼の話を聞いていると､全てにおいて一本筋が通った人格なのだと強く感じる｡
今後控える世界選手権や､2018年平昌オリンピックでの活躍も非常に楽しみである｡

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