｢完成!ドリームハウス｣がふざけすぎ! 全面ガラス張りの完全丸裸住宅を建築!

視聴者から依頼を受け､建築家が一戸建て住宅を新築する模様をカメラで追ったドキュメンタリー､テレビ東京系『完成!ドリームハウス』は､毎回常人には理解できない奇抜な住宅が完成することで話題になっており､4月29日放送回もとんでもない新築が出来上がった｡

埼玉県桶川市に住むとある一家は､賃貸アパートに住んでいたが長女の成長を期に一戸建ての新築を建てると決意｡同市内の土地およそ150坪に､｢大開口のある家｣｢開放感のある風呂｣｢2階建てではなく平屋｣｢家族の居場所が分かるキッチン｣｢愛車が感じられる家｣という条件を提示して､設計を松石直樹と西田智史､二人の建築家に依頼した｡

依頼を受けて松石直樹と西田智史は､全面ガラス張りという超大開口なプランを思考｡大開口のある家造りが得意な二人とは言え全面ガラス張りは史上初｡150坪の中に3つの邸宅を建て､各々を廊下で繋ぎ､空きスペースは中庭に｡ガラスは縦横3m四方の特大サイズを使用し､遮光プレートと曇りフィルムを貼り付けた｡

途中工事が中断せざるを得ないトラブルもあり､3年かかってようやく完成｡確かに大開口があり､全面ガラス張りなので家族の居場所はハッキリ分かるが､外から自宅内の様子が丸見え｡
リビングも台所も全て､誰がどこで何をしているか分かってしまうので､実質上プライバシーが無い｡風呂場も内外両側から見える｡曇りフィルムも､日が暮れて部屋の明かりを付けるともはや意味なし｡周囲が田舎で明かりが少ないため､近所から当該住宅だけ相当目立つ｡
建築家によると､風呂場はカーテンを閉じれば外からは見えないから大丈夫らしいが､それだけで問題は解決しない｡

同宅の建設費用は2,900万円｡一家が意を決して購入した一軒家が､建築家の趣味趣向すら逸脱した実験台にされた｡『完成!ドリームハウス』で失敗したなら､次はテレビ朝日系『解決!ビフォーアフター』でリフォームか!?

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