モデル･岸本セシル､本当はモデルになるのが嫌だった! オトナを恨んだ過去!

ファッション誌『non-no』専属モデルで､2012年10月期から日本テレビ系『アナザースカイ』に起用された岸本セシルは､デビュー当時モデル業が非常に嫌で恨みすら抱いていたという｡10月19日放送の同番組で明らかとなった｡

地元･沖縄県に住んでいた当時15歳の岸本セシルは､お世話になっていた美容室に行き､美容師になりたいと申し出た｡だが､そこの美容師さんは､彼女は裏方ではなく表舞台に出るべき人間だと判断｡カットモデルに起用した｡ここから岸本セシルのモデル人生は始まった｡

美容師さんは､岸本セシルに内緒で東京の芸能事務所と連絡を取り､モデルオーディションへ応募｡そして｢東京の方で撮影会があるから､観光がてら行ってみな｣と伝え､彼女をオーディションに参加させた｡真実を伝えると絶対に嫌がると思った美容師さんは､いわば彼女を騙して東京に送り出すことに｡岸本セシルが辿り着いた場所は､｢elite MODEL LOOK｣最終オーディションであった｡

全く予想だにせぬ事態を受け入れる間もなく審査ステージへ出され､見事グランプリを獲得｡訳も分からぬまま表彰を受け､世界大会にも出場した｡
沖縄が大好きな岸本セシルは上京を嫌がった｡2年程の間､｢大人達め! 騙しやがって!って思っていた｡｣と語り､｢撮影場所でもずっと下を向いていた｡訛りが出るのが嫌でどうせ聞き取れないんだろうなーって｣とそうとう卑屈になっていたそうだ｡

それでも美容師さんは敢えて岸本セシルにあまり連絡しなかった｡連絡したら甘えて帰ってくるんじゃないかと思っていたという｡彼女の母親も､｢2ヶ月に一回も帰ってくるな｣｢半年に一回でいい｣などと､娘を辛い環境に置かせ､見守っていた｡
こうして､2008年から『non-no』モデルに起用され､数々のファッションイベントにも出演する人気モデルとなったのだ｡

岸本セシルは自分が活躍するキッカケを与えてくれた美容師さんや､厳しくも温かく見守ってくれた家族の為に､まだまだモデルとして頑張ろうと心に誓っているという｡

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