日本人女性はスリーサイズを平均何cmサバを読んでいるのか!?

雑誌のグラビアや女性タレントのプロフィールを目にしていると必ずといっていいほど登場するスリーサイズ｡
一般的にバスト(胸囲)･ウエスト(腰周り)･ヒップ(尻周り)の3つの長さを表したもので､その数字は男性にとって女性の体型を瞬時に判断する重要な数値となる｡

特にウエストは1cm単位で印象が大きく変わり､グラビアアイドルは暗黙の了解でウエストサイズを｢58cm｣と記述する慣習が業界の常識｡
おおよそ61cm以上の場合､ぽっちゃり体型だと捉えられてしまう恐れがあるからだ｡

この"詐称"はウエストに限った話でなく､バストサイズも以前と明らかに変化があっても公称サイズはそのままだったりと､非常に重大な数値の割にはテキトーでごまかしごまかしな部分も多い矛盾を合わせ持っている｡
では日本人女性はどのくらいサバを読んでいるのか｡東海テレビ及びフジテレビ系にて放送された『その数字､解放せよ』が大胆な調査を敢行した｡

街の一般女性は自分の正確なスリーサイズを常日頃から把握していない人もいるということで､芸能プロダクションに所属するモデルやグラドルの卵30人を集め､自分のスリーサイズを自己申告させた後その場で計測｡全員を測定後誤差の平均値を弾きだすことに｡

例えば公称スリーサイズが上から81-60-85のモデル･藤森加奈は､実寸だとウエスト+4cm､ヒップは+3.5cmの誤差｡
公称86-60-87のグラドル･北嶋えりもウエスト+4cm､ヒップは+3.5cmオーバー｡
30人の中には最大でウエスト+8cmサバを読んでいた者もおり､公称スリーサイズと一致した人は誰一人いなかったという｡

全員の誤差平均値は､バスト-1.5cm､ウエスト+3.8cm､ヒップ+1.9cmと､男性の幻想は無惨に崩壊｡
調査では30人中26人がウエストを60cm以下と自己申告しており､皆｢男性の理想に近づけたい｣とする意図があった｡
ちなみに､平均的な日本人体型(身長158cm)である女性の平均ウエストサイズは66cm｡今回出演した30人の女性は大半が平均値以下の痩せ型体型であるにも関わらず､実寸よりさらに小さい数値をプロフィールに記載している｡

男性のスリーサイズに対するイメージが中々変わらない一方､女性にとってウエスト58cmなど殆ど存在しない稀少人種であることは当たり前の話｡
まぁまぁ痩せているぐらいでは実寸サイズは60cm以上と思って間違いない｡

いつまでも古い概念を引き摺らず､正確なサイズを記載する慣習がいち早く業界内外に浸透して欲しいものだ｡

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