｢クレしん｣臼井儀人の密葬は完全密葬! 守りたかった秘密とは!?

群馬･長野県境の荒船山のがけ下で遺体で発見された漫画家・臼井儀人(うすいよしと=享年51)の密葬が22日､埼玉･春日部市の斎場でしめやかに営まれた｡

親族や｢クレヨンしんちゃん｣の版元である双葉社関係者ら約30人が参列したが､遺族の意向で報道陣は完全シャットアウト｡

遺影や位牌はなく､遺族も関係者に徹底ガードされる"超厳戒態勢"の中､臼井は荼毘に付された｡

臼井は生前､公の場に出ることを拒み､自らの写真も撮らせなかった｡

関係者によると､この日の式場にも遺影は飾られていなかったという｡

午前11時から始まった葬儀は文字通り秘密裏に行われた｡

斎場の玄関口に臼井家の葬儀会場であることを示すものは一切なし｡70人収容の会場だったが､参列者は親族と出版社関係者ら約30人だけでひっそりと営まれた｡

前夜に通夜が執り行われることもなかった｡

祭壇には遺影だけでなく､位牌もなく､色とりどりの花が飾られているだけ｡棺の中にしんちゃんグッズが入れられることもなかったという｡

葬儀はキリスト教形式だったが､賛美歌が歌われることもなく､参列者の皆が話し合うことで故人をしのんだという｡

妻･久子らと思われる遺族もそろってマスクをかけ､帽子を目深にかぶっており､出入りする際には､ついたてと関係者の人垣で徹底的にガード｡

また､霊きゅう車に棺を運び入れる様子も極秘だった｡

先行していた報道には､遺体の顔面などには激しい損壊があるとしたものもあり､厳戒態勢の密葬はそうした部分への配慮か? という憶測もある｡

また臼井の"事故死"については､一部報道で"他殺説"も報じられるなど､事件の余波はまだ残っている｡(淺川)