ダチョウ倶楽部の竜ちゃんが、サーファー役に挑戦して「殺す気か！」を連発！？

(04/09)

最近の映画界はとかくサプライズが多い！

その中でも､やはり注目したいのは､芸人の監督や俳優業への進出だ。

若手から中堅芸人に続いて､お笑い界きってのリアクション王であるこの人が､とうとう映画に初主演した。

それはお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵（うえしまりゅうへい=48）だ。

芸能活動30年を経て､初めて銀幕の主役をゲットしたわけだ。

上島は5月9日公開の「上島ジェーン」で､全く泳げないのにサーフィンに挑戦しているという。

この映画は､「上島ジェーン」というタイトル通り､まさに上島ありきの企画。

「とにかくリアルなドキュメント。撮影に入ってすぐに後悔した」という､いわゆる“ガチンコムービー”だ。

上島といえば､出川哲朗（でがわてつろう=45）と並ぶ日本屈指の“リアクション芸人”としてお茶の間に愛されている。

監督はTBS「すれすれガレッジセール」など数々の人気バラエティー番組を手掛けたマッコイ斉藤。

「かつて上島さんが“オレがサーファーだったらどんな人生だったろう”とつぶやいた時があった。だから“こんな人生でしたよ”というのを映像にしたかった。デブでも波に乗れるんだというのを多くの人に見てもらいたかった」

しかし､肝心の上島は自他ともに認めるカナヅチ。

「100年に1度といわれる不況の大波の中､泳げないのに波に立ち向かう上島さんの心意気で同世代のオヤジたちに勇気を与えましょう！と言ったところ快諾してくれた」

後輩のタレント・有吉弘行とともに手探りでサーフィンを始め､波にのまれて「殺す気か！」と得意の文句を言いながらも奮闘。

美人モデルと恋に落ちて「人生2度目の思春期」がやってくる仰天の展開もあるという。

「依頼が来た時は､泳げないからウソだろ！と思いました。やってみて最初は後悔したけど､頑張ってみて楽しかった」とすっかり海の魅力にはまった上島。

初主演についての感想を尋ねると､

「少し天狗（てんぐ）になりましたよ。これにギャラが伴えばハリウッド進出を考えてもいい」

映画は5月9日より､シアターN渋谷でレイトショー上映される。（古田鉄寿）