ブログ炎上で18人が立件へ!被害芸人スマイリーキクチ
(02/07)

男性タレントのブログの悪意の書き込みによる炎上で、警視庁が加害者の刑事責任を追求することを決めた一件で、被害者のお笑い芸人・スマイリーキクチ(すまいりーきくち=37)が5日、被害に遭ったのは自分であると公表したうえで、所属事務所を通じ、「このままでは仕事に影響し、家族も不安にさせるので警察に届けた」とするコメントを発表した。

キクチは約10年にわたって、東京・足立区の女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与したとする事実無根の中傷をインターネット上に書き込まれ、「殺害予告とも受け取れる内容にまでエスカレートした」としている。

この件で、警視庁が名誉棄損容疑で刑事責任を追及することを決めたのは、17〜45歳の男女18人で、大阪府高槻市の国立大職員の男、千葉県松戸市の男、札幌市の女子高校生ら。

すでに自宅などを捜索してパソコンや携帯電話のデータを押収、近く同容疑で書類送検する。

18人は昨年1〜4月、キクチが開設したブログ上で、少年(当時)4人が殺人罪などで実刑判決を受けた東京・足立区の女子高生コンクリート詰め殺人事件(1989年)に、男性が関与したといういわれなき中傷をした疑い。

「人殺しが何で芸人やるんだ」「死ね、犯人のくせに」「てめえは何をしたと思ってるんだ」

といった書き込みが、この短期間に数百件に上ったという。

きっかけは約10年前、所属事務所の太田プロダクションが「足立区出身の元不良」とのうたい文句で男性を売り出したこと。

その後、インターネットの掲示板に、男性を犯人扱いする書き込みが始まった。

太田プロは2002年、ホームページ上で「事件とは全く無関係」と告知したが、効果はなかった。

キクチのブログは中傷を消しても消しても、後から書き込まれる状態が続き、昨年4月、キクチはブログを書き込み禁止にするとともに、「タレントとしての名誉が著しく傷つき、芸能活動に重大な支障が生じた」として、中野署に被害届を提出した。

警視庁で通信記録を調べたところ、数十人が書き込みをしており、その中から執拗に悪質な書き込みを繰り返していた18人を特定した。

ネット上での中傷被害は年々増加しており、警察庁によると、全国の警察への被害相談件数は07年、過去最高の8,871件。08年も上半期だけで5,482件に上っている。

警察庁によると、「炎上」と呼ばれる現象を引き起こす集団攻撃の一斉摘発は初めて。

匿名を背景にエスカレートするネット世界の“暴力”に歯止めをかける狙いがあるようだ。(淺川)


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