東山紀之「父の名前も顔も知らない」、と自らの過去を赤裸々に告白

少年隊の東山紀之(ひがしやまのりゆき=42)が、22日発売の雑誌「週刊朝日」でスタートさせる新連載コラムで、自らの波乱の生い立ちを告白している。

「これまでと、これからと」のタイトル通り、自分の生き方を見つめ直し、未来に向かうために決断。1年間の連載で、屈指の芸能アスリート・ヒガシを形成するすべてをつづっていく。

僕は父の名前も顔も知らない――。

初回のコラムで、ヒガシは波乱に満ちた幼少時の記憶を遡るようにこう語り始める。

父が酒とギャンブルにまみれ、借金取りから逃げるため、家族は住まいを転々。東山が3歳のとき、妹が生まれてすぐ、両親は離婚した。母子3人の生活を「僕にとってはごく自然な光景であった」と振り返っている。

昨夏の舞台「PLAYZONE」でも「(母が再婚し)新しい父を好きになれなかった」などと明かしていたヒガシ。

新連載にあたり「今の僕を形成してきた出来事である “これまで"を振り返ることにより、未来への道“これから"に向かって何を求め、どうチャレンジし、切り開いていくか。自分自身の人生と生き方を再確認、発見するために始めることにしました」と語っている。

そのため、実母にもあらためて電話で取材。重たい過去でも決して感傷に浸ることなく、東山らしくクールでユーモアさえ交えた文体でつづっている。

「人生最初の記憶」という大けがは、生後8か月の頃。神奈川・川崎のソープランドが密集する地域で、父方の祖父母宅に身を寄せていたが、祖父が酔って暴れ、ひっくり返ったポットの熱湯でヒガシは両足に大やけどを負ったという。左足は変形し、今も痛むという。

デビュー後に本格的な筋力トレーニングを始めたのも、やけどした足をかばって傷めた軟骨の負担を軽くするためだったという。

今年で23年間続けた「PLAYZONE」を卒業し、雑誌「Tarzan」を最後にヌードも封印。肉体派の印象から年明けのテレ朝系時代劇「必殺仕事人2009」で、演技者としての転機も迎えるヒガシ。「読者の皆様に僕の『生き方』をどのように感じていただけるか楽しみです」とコメントしている。

これまで生い立ちをあまり語られることがなかったヒガシだけに、注目が集まりそうだ。(松野)


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