10月期民放ドラマは「勝ち組」なしの「明暗くっきり」!?
(11/08)
ドラマを視聴率で語るのは、ドラマの本質からはずれてしまってはいるのだが、それでも業界関係者としては死活問題の数字だけに、目が離せないもの。
そして10月にスタートした秋クールの民放連続ドラマも、各作品折り返し地点を迎え、後半戦の盛り上がりを虎視眈々と狙っている。
今期の連ドラは、どうなっていくのか?
その途中経過を、数字ベースで見てみよう。
まずは、現在のところまでの各作品の視聴率を並べてみた(Google調べ:2008.11.8現在、数時は%)。
CX「イノセント・ラブ」
・1回目:16.9
・2回目:13.3
・3回目:13.1
・平均:14.6
CX「セレブと貧乏太郎」
・1回目:17.6
・2回目:15.0
・3回目:15.2
・4回目:11.6
・平均:14.9
CX「チーム・バチスタの栄光」
・1回目:15.2
・2回目:11.7
・3回目:12.5
・4回目:12.2
・平均:13.0
NTV「オー!マイ・ガール!!」
・1回目:8.3
・2回目:8.3
・3回目:8.0
・4回目:6.5
・平均:7.8
NTV「OLにっぽん」
・1回目:8.3
・2回目:10.6
・3回目:9.9
・4回目:9.7
・5回目:7.0
・平均:9.0
EX「小児救命」
・1回目:9.6
・2回目:7.8
・3回目:7.9
・平均:8.4
CX「風のガーデン」
・1回目:20.1
・2回目:18.0
・3回目:15.5
・4回目:15.4
・5回目:13.6
・平均:16.7
NTV「夢をかなえるゾウ」
・1回目:7.1
・2回目:4.1
・3回目:4.7
・4回目:5.3
・5回目:4.9
・6回目:5.2
・平均:5.2
EX「ギラギラ」
・1回目:12.2
・2回目:11.2
・3回目:11.8
・平均:11.7
TBS「流星の絆」
・1回目:21.2
・2回目:17.3
・3回目:15.0
・平均:18.1
EX「サラリーマン金太郎」
・1回目:13.8
・2回目:11.1
・3回目:10.9
・4回目:12.1
・平均:11.9
TBS「ブラッディ・マンデイ」
・1回目:11.4
・2回目:11.4
・3回目:11.3
・4回目:10.8
・平均:11.2
NTV「スクラップ・ティーチャー」
・1回目:12.6
・2回目:12.2
・3回目:12.5
・4回目:10.2
・平均:11.9
CX「Room Of King」
・1回目:10.4
・2回目:7.1
・3回目:8.2
・4回目:5.0
・5回目:6.1
・平均:7.3
TBS「SCANDAL」
・1回目:16.9
・2回目:14.4
・3回目:11.7
・平均:14.5
今期屈指のツートップとされた、「風のガーデン」「流星の絆」は視聴率こそ落ちてはきたものの、まだまだ余裕を感じさせる数字。
しかし、脚本家や原作の知名度からすると、少しさみしさを感じてしまうかもしれないが、ドラマそのものをみていると毎回、きっちりと感情移入させてくれる。
一方、初回からそれほど視聴率の推移がないのが、「イノセント・ラブ」「チーム・バチスタの栄光」「ギラギラ」「サラリーマン金太郎」「ブラッディ・マンデイ」「スクラップ・ティーチャー」「小児救命」あたりか。
これは確実に特定のファン層を獲得しているため、今後も極端なブレはないと見える。
確かに一話一話のアップダウンがしっかりとあり、次回展開を気にさせてしまう、連ドラの基本要素をきっちりと踏まえてくれているので、見ている側もノレるのだろう。
ただ、問題を抱えていそうなのが「オー!マイ・ガール!!」「夢をかなえるゾウ」。
いずれの作品も、作品の品質として決して他作品に劣っているとは考えにくい。
しかし、テーマ性、温度感、展開のベタさなど、一言では語れない、非常に微妙な要素がじわじわと大きくなってて、危険水域を泳いでいると言えるだろう。
ただし、今後の展開次第では浮上の可能性もないとはいえない。
引き続き、ドラマを楽しんでみることにしよう。(古田鉄寿)
そして10月にスタートした秋クールの民放連続ドラマも、各作品折り返し地点を迎え、後半戦の盛り上がりを虎視眈々と狙っている。
今期の連ドラは、どうなっていくのか?
その途中経過を、数字ベースで見てみよう。
まずは、現在のところまでの各作品の視聴率を並べてみた(Google調べ:2008.11.8現在、数時は%)。
CX「イノセント・ラブ」
・1回目:16.9
・2回目:13.3
・3回目:13.1
・平均:14.6
CX「セレブと貧乏太郎」
・1回目:17.6
・2回目:15.0
・3回目:15.2
・4回目:11.6
・平均:14.9
CX「チーム・バチスタの栄光」
・1回目:15.2
・2回目:11.7
・3回目:12.5
・4回目:12.2
・平均:13.0
NTV「オー!マイ・ガール!!」
・1回目:8.3
・2回目:8.3
・3回目:8.0
・4回目:6.5
・平均:7.8
NTV「OLにっぽん」
・1回目:8.3
・2回目:10.6
・3回目:9.9
・4回目:9.7
・5回目:7.0
・平均:9.0
EX「小児救命」
・1回目:9.6
・2回目:7.8
・3回目:7.9
・平均:8.4
CX「風のガーデン」
・1回目:20.1
・2回目:18.0
・3回目:15.5
・4回目:15.4
・5回目:13.6
・平均:16.7
NTV「夢をかなえるゾウ」
・1回目:7.1
・2回目:4.1
・3回目:4.7
・4回目:5.3
・5回目:4.9
・6回目:5.2
・平均:5.2
EX「ギラギラ」
・1回目:12.2
・2回目:11.2
・3回目:11.8
・平均:11.7
TBS「流星の絆」
・1回目:21.2
・2回目:17.3
・3回目:15.0
・平均:18.1
EX「サラリーマン金太郎」
・1回目:13.8
・2回目:11.1
・3回目:10.9
・4回目:12.1
・平均:11.9
TBS「ブラッディ・マンデイ」
・1回目:11.4
・2回目:11.4
・3回目:11.3
・4回目:10.8
・平均:11.2
NTV「スクラップ・ティーチャー」
・1回目:12.6
・2回目:12.2
・3回目:12.5
・4回目:10.2
・平均:11.9
CX「Room Of King」
・1回目:10.4
・2回目:7.1
・3回目:8.2
・4回目:5.0
・5回目:6.1
・平均:7.3
TBS「SCANDAL」
・1回目:16.9
・2回目:14.4
・3回目:11.7
・平均:14.5
今期屈指のツートップとされた、「風のガーデン」「流星の絆」は視聴率こそ落ちてはきたものの、まだまだ余裕を感じさせる数字。
しかし、脚本家や原作の知名度からすると、少しさみしさを感じてしまうかもしれないが、ドラマそのものをみていると毎回、きっちりと感情移入させてくれる。
一方、初回からそれほど視聴率の推移がないのが、「イノセント・ラブ」「チーム・バチスタの栄光」「ギラギラ」「サラリーマン金太郎」「ブラッディ・マンデイ」「スクラップ・ティーチャー」「小児救命」あたりか。
これは確実に特定のファン層を獲得しているため、今後も極端なブレはないと見える。
確かに一話一話のアップダウンがしっかりとあり、次回展開を気にさせてしまう、連ドラの基本要素をきっちりと踏まえてくれているので、見ている側もノレるのだろう。
ただ、問題を抱えていそうなのが「オー!マイ・ガール!!」「夢をかなえるゾウ」。
いずれの作品も、作品の品質として決して他作品に劣っているとは考えにくい。
しかし、テーマ性、温度感、展開のベタさなど、一言では語れない、非常に微妙な要素がじわじわと大きくなってて、危険水域を泳いでいると言えるだろう。
ただし、今後の展開次第では浮上の可能性もないとはいえない。
引き続き、ドラマを楽しんでみることにしよう。(古田鉄寿)
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