最年少カンヌ俳優・柳楽優弥自殺未遂? 自宅でを大量に摂取

2004年のカンヌ国際映画祭で、史上最年少にして日本人初の最優秀男優賞を受賞した若手俳優、柳楽優弥(やぎらゆうや=18)が29日午前2時半ごろ、東京・品川区の自宅マンションで百数十錠もの薬物を大量摂取し、救急車で近くの病院に搬送されたことが分かった。東京消防庁などによると、急性薬物中毒だったが、命に別条はないという。「サンケイスポーツ」などスポーツ各紙が報じた。

関係者によると、柳楽は29日午前2時半ごろ、家族と同居している自宅マンションの一室で、百数十錠もの薬物を摂取。倒れているところを発見され、すぐさま病院へ運ばれた。

東京消防庁などによると、自宅から119番通報があり、救急車で近くの病院へ。急性薬物中毒で一時は重症だったが、現在は安定し、命に別条はないという。

2004年に主演映画「誰も知らない」で、第57回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞。当時14歳で史上最年少にして日本人初の栄誉に輝いた。その後も独特の演技が高く評価され、映画を中心に活躍。だが、昨年の主演映画「包帯クラブ」への出演を境に、テレビなどの露出が少なくなった。最近はCMのみでドラマや映画の仕事はなかったという。

16日付けの自身のブログでは「ここ1年間で俺、体調崩しちゃってました。露出が前より減ったのも、その影響があるんだ。ちょっと一瞬ヘタレになった」などと体調不良により仕事が減ったことを告白。

だが、同時に「みんなメッセージとかに書き込んでくれたりして本当にありがとう。俳優、柳楽優弥は世界に1人なわけで、俺は俺らしくやっていきたいと思う。たとえ応援してくれる人が減ろうと、その時応援してくれてる人に最高な作品観せれるように全力で挑む!今の俺は軽く最強だから宜しく!」と前向きに今後の活躍を誓っていた。

その矢先に起こった緊急事態。柳楽をよく知る関係者は「1つのことに一生懸命になるタイプ。けれど起用にこなすタイプではなくナイーブな面も持っている」とその人柄を明かす一方、「カンヌで男優賞をとったことと最近の仕事にギャップを感じていたように思う。カンヌでの賞が重荷になって、まじめな性格だからそれを変な風に考えてしまったのかも」と分析した。

柳楽が大量摂取した薬の種類や服用時の状況などは明らかになっていない。将来を悲観しての自殺未遂なのか、それとも事故か…。所属事務所は「情報が錯綜していて今調べているところです。今後の活動は未定ですが、引退の予定はありません」としている。(松野)


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