taspoの導入で一番ヒヤヒヤしているのは実はコンビニ各店だった!?
(07/13)

7月1日。

たばこ自販機の成人識別ICカード・taspo(タスポ)が、すべての都道府県で運用が開始された。

taspoの主な目的は、未成年者の喫煙防止対策。その切り札としてスタートしたのだが、結果はどう出ているのだろう?

オリコンが20〜40代男女の愛煙家を対象に『taspoの申請状況』について調査を行った。

その結果、申請する予定はないという回答が46.8%を占め、愛煙家たちにとってはあまり評判がよくないようだ。

予想されていた「面倒くさいから」という意見とを筆頭に、「これを“きっかけ"に禁煙する」というものも少なくない。

「良い機会なのでやめようかな」(群馬/30代/男性)
「禁煙のきっかけにしたいから」(埼玉/20代/男性)
「自動販売機で買えない状況なら吸わなくてもいい」(愛知/30代/男性)

現時点においてのtaspo運用は、“たばこ増税"の噂も加わって、愛煙家のたばこ離れに拍車をかけている形になる。

逆に、

「たばこを扱いたい時、コンビニが見つからないと不便なので」(東京/30代/男性)
「コンビニにあまり置いていない銘柄を吸っているので、不便さをいつか味わうような気がするから作った」(大阪/20代/女性)
「近所にコンビニがなく、カードがないとたばこが買えない」(島根/40代/男性)

という、自販機に頼ってたばこを買っていた人にとっては、必須のアイテムとして受け入れられている。

ちなみに、これから申請する予定と回答したのは22.3%。

なかでも「写真を撮るのが面倒くさくて、手続きしていない」(北海道/20代/男性)というものが目立ち、写真や証明書を提出するという手間に二の足を踏んでいるのが実情のようだ。

結果的には、「タスポ導入で喫煙者はコンビニへ流れる」という予想がずばり当たったことになるわけだが、ではそのコンビニの売り上げはどの程度増加したのか?

タスポの全国普及の前に、日本フランチャイズチェーン協会が発表した5月の月次売上高ででは、全体で前年比3.7%増(コンビニ大手11社)という結果に。

最大手セブン―イレブン・ジャパンは3.5%増、2位のローソンは5.6%増、3位ファミリーマートは5.4%増という結果だ。

主因はタバコの売り上げ増なのだが、一部チェーンではファストフード(レジ回りで販売されている軽食類)でのアップが約3%増、缶コーヒーは約10%増と、「ついで買い」と思われる相乗効果も出ているというから、コンビニ業界にとっては追い風以外の何者でもない。

しかし、タスポ導入の目的は「未成年者の喫煙防止」。

コンビニでタバコ販売や「ついで買い」の効果が出ればが出るほど、各社のタバコ販売現場のモラルが問われることになる。

万が一、未成年者にタバコを販売し、販売免許剥奪などの事態に発展すると、増収効果が大きいだけに店舗競争力が落ち、一気にブランド力低下にもつながりかねない。

もしかすると、タスポという諸刃の剣に一番敏感になっているのはコンビニなのかもしれない。(古田鉄寿)


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