Mrs.GREEN APPLEの元メンバー･山中綾華が超難関の国家試験に合格で第二の人生へ!

Mrs. GREEN APPLEといえば､ボーカルで楽曲の作詞作曲も手掛ける大森元貴､ギター担当の若井滉斗､キーボード担当の藤澤涼架､の3人組バンドというイメージを持っている人が多いだろう｡
彼らが本格的にブレイクし始めた2022年以降は3人で活動を行っているが､結成当時は6人組､2021年までは5人組のバンドだった｡

元メンバーの一人で､唯一の女性メンバーだったのが山中綾華である｡2021年12月に脱退後､彼女は別の道を志していた｡合格率約6%といわれる超難関の国家資格｢社会保険労務士｣だ｡

山中綾華は『文春オンライン』のインタビューにて､社労士を目指そうと思ったキッカケについて､｢同年代の人と較べると､社会経験に圧倒的な差があることは否めません｡そこで､何か資格を取って仕事につなげられれば､その差を少しは埋められるかもしれない｡そう考えていた時､私のことをよく知る人から『こういう仕事が向いてるんじゃない?』と提案してもらったのが社会保険労務士でした｣と説明｡

当然ながら､社会保険労務士の資格取得は容易ではない｡高校卒業後すぐ音楽の道へ進み､一般社会での労働経験がほぼ皆無の山中綾華にとっては分からない事だらけだった｡それでも夢を諦めることなく､一度目の試験で不合格になっても断念しなかったのは､｢母親が過労で体を壊したことがあったのですが､働き過ぎを止める仕組みを知っていれば､そういうこともなかったんじゃないかと｡法律や制度をうまく活用して､会社も従業員もウィンウィンになれるような提案ができればいいな｣と強い思いがあったからだという｡

社会保険労務士に合格後も音楽活動を完全に辞めたわけではなく､サポートドラマーとして様々な歌手のライブで演奏するなど､ドラムの演奏も磨き続ける｡まったく異なるジャンルの二刀流を目指す｡(船越)