プロ野球投手の松坂大輔が10月19日の試合をもって現役を引退した｡"平成の怪物"と称され､横浜高校時代に甲子園を制覇｡プロ入団後も数々のタイトルを獲得して米国メジャーリーグでも名を馳せた名投手が､ついに現役生活に幕を下ろした｡
横浜高校の1年先輩であり､捕手として松坂大輔の投球を受けてきた上地雄輔は､後輩の最後の晴れ舞台に仕事終わりに駆け付けた｡
試合は､1回に先発投手として登板するも､最速118kmのストレート｡1番バッターにフォアボールを与えたところで降板｡僅か5球でマウンドを去った｡
そのため､松坂大輔の投球自体は目にすることが出来なかったが､試合終了後､上地雄輔を驚かすサプライズが待っていた｡
松坂大輔は彼の楽曲を流しながら再びグラウンドに登場｡ファンに向かって最後の挨拶をした｡わざわざ先輩の曲を使用する粋な計らいに､｢シーンとなった球場に俺の歌声がして､あいつが出てきて1人でグラウンドを一周して こっちは鳥肌が立って｡周りの人達がこっちを振り返って泣いてた｡こいつ泣かせに来たなと思ったけど､投げ終わった顔が26年で一番良い顔をしていた気がします｣と､やりきった表情を浮かべた後輩を讃えた｡
自身のインスタグラムには､試合終了後ブルペンに行きキャッチボールをしたり投球練習をする様子が掲載されている｡松坂大輔の投球を久々にミットで受けて､｢ナイスボールだな｣と笑顔で応える上地雄輔を見ると､24年前両者が高校生時代だった頃を思い出しているのではと推測させる｡
松坂大輔にとっての最後のキャッチャーを務めることが出来た上地雄輔｡野球人生の中で最も幸せな瞬間だったのかもしれない｡(船越)
横浜高校の1年先輩であり､捕手として松坂大輔の投球を受けてきた上地雄輔は､後輩の最後の晴れ舞台に仕事終わりに駆け付けた｡
試合は､1回に先発投手として登板するも､最速118kmのストレート｡1番バッターにフォアボールを与えたところで降板｡僅か5球でマウンドを去った｡
そのため､松坂大輔の投球自体は目にすることが出来なかったが､試合終了後､上地雄輔を驚かすサプライズが待っていた｡
松坂大輔は彼の楽曲を流しながら再びグラウンドに登場｡ファンに向かって最後の挨拶をした｡わざわざ先輩の曲を使用する粋な計らいに､｢シーンとなった球場に俺の歌声がして､あいつが出てきて1人でグラウンドを一周して こっちは鳥肌が立って｡周りの人達がこっちを振り返って泣いてた｡こいつ泣かせに来たなと思ったけど､投げ終わった顔が26年で一番良い顔をしていた気がします｣と､やりきった表情を浮かべた後輩を讃えた｡
自身のインスタグラムには､試合終了後ブルペンに行きキャッチボールをしたり投球練習をする様子が掲載されている｡松坂大輔の投球を久々にミットで受けて､｢ナイスボールだな｣と笑顔で応える上地雄輔を見ると､24年前両者が高校生時代だった頃を思い出しているのではと推測させる｡
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