女優・黒川智花の清楚な魅力

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　「あ､この子､見たことがある」

　テレビで顔を観ればピンとくる女優。

　黒川智花(くろかわともか)はそんな女優に成長するかもしれない。

　1989年8月1日生まれの18歳。2008年3月に堀越高校を卒業予定の高校生女優だ。2001年のりぼんモデルグランプリを受賞後､現在の事務所・研音のスタッフにスカウトされる。翌年4月に週刊少年サンデーで初グラビアデビュー後､TBS系金曜ドラマ『愛なんていらねぇよ､夏』でテレビドラマ出演を果たした。

　基本的にその容姿からお嬢様役､優等生役を演じることが多いが､「逃亡者　RUNAWAY」では一見お嬢様ながら､裏では売春組織の顔役という悪役をこなした。共演の長澤まさみ演じる鬼塚咲を追いつめる役どころで､その演技の幅の広さを見せつけたとも言えるかもしれない。

　その後は､連続､単発､合せて数多くのドラマに出演。グラビアデビューを飾った週刊少年サンデーに連載中の『名探偵コナン』の実写版ドラマではヒロインの毛利蘭役を演じた。2007年だけでも『医龍-Team Medical Dragon2』をはじめとした8本のドラマに出演､映画でもGyaOでweb配信された『ハツカレ』（梶研吾監督）に初主演した。

　女優業に邁進しつつも､バラエティ出演の際には､にしおかすみこのモノマネをするなど､おちゃめな部分も垣間見せた。また『劇場版 NARUTO -ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ!!』では声優にも挑戦している。

　2008年にはすでに1月スタートのテレビ朝日系ドラマ『未来講師めぐる』への出演が決定､写真集やビジュアルDVDも売れ行きは好調だ。

　少女から大人へ…。どのような成長を見せ､どのような女優としての顔を見せてくれるか楽しみだ。(福田了子)

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