浜崎あゆみの新曲ネット配信で見えてきた！エイベックスのピンチ！？

(11/27)

浜崎あゆみ（はまさきあゆみ・29）が約4カ月半ぶりに発売する新曲が話題になっている。

それというのもこの新曲､CDでは販売せず､ネット配信でのダウンロード販売限定商品なのだ。

この浜崎にとって初の試みは､その「理由」がさまざまに取りざたされている。

まず､TOKIO・長瀬智也との破局後､あっというまに元カレのデザイナーで､NY在住のティム・マックガーとヨリを戻した浜崎が､色恋沙汰にかまけすぎ､レコーディングスケジュールが遅れたため､予定通りにCDをプレスすることができなかった､というもの。

そして､今回「日刊ゲンダイ」が報じているのが､エイベックスが音楽のネット配信ビジネスに本格進出したがっていることの表れ､というものだ。

「かつての浜崎はリリースすればミリオンが当たり前でしたが､最近は返品率が高まっているそうです。

エイベックスは､人気があるうちに浜崎を担ぎ出し､CDから配信への大きな流れをつくりたいのです（音楽ライター・日刊ゲンダイ）」

エイベックスが配信限定発売に踏み切ったのは､経営不振が一因とみられている。

同社は2008年3月期の利益の見通しをの31億円から26億円へ下方修正。さらにクレディ・スイス証券が「映画事業の不透明感が増した」とし､投資評価を引き下げたことで､同社の株価は急落している。

「今年3月公開の大作『蒼き狼』は興収１５億円前後しか確保できず､大コケした。

また､2008年は30数億円を出資した中国映画『レッドクリフ』の公開を控えていますが､ヒットするかどうかは未知数。

コケるようなことになれば､同社の経営の屋台骨が揺らぎかねません（映画ライター・同）」

来月公開の出資作品「椿三十郎」は興行的な期待も高いが､「映画がヒットしてもエイベックスが儲かるシステムになっていない（事情通・同）」という話も。

いずれにせよ､かつての“歌姫”の存在だけではエイベックスを救えないようだ。（淺川）