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国民栄誉賞や文化勲章を受けた国民的女優･森光子(もりみつこ､本名･村上美津=むらかみみつ)が10日午後6時37分､肺炎による心不全のため都内の病院で亡くなった｡92歳だった｡
森は体力の衰えなどを理由に2010年4月から芸能活動を休止｡
今年9月に肺炎の兆候が出るなど体調を崩したため大事を取って入院していたが､そのまま帰らぬ人となった｡
甥の柳田敏朗さんはこの日､
｢これまでは仕事柄､ゆっくりと時間が作れなかったので､家族とともに､この最期の時を一緒に過ごすことができましたこと､ありがたく存じております｡本人にとっては大変に幸せな人生であったと存じます｣
と書面でコメントを発表｡
生前の森の希望を受け､14日に親族4人だけで密葬を済ませたため､死後4日たってからの公表になったという｡
京都府京都市出身の森は1935年に映画女優としてデビュー｡
戦後は喜劇の舞台やテレビ出演など長い下積み生活が続いたが､1958年に脚本家で後に東宝の重役も務めた菊田一夫氏に才能を見いだされ､1961年､41歳にして舞台『放浪記』で初主演｡
同舞台は前人未到の上演回数2000回を達成し､2005年に文化勲章､2009年には女優として初めて国民栄誉賞を受賞した｡
関係者によると､森は9月に入院してからも舞台復帰への意欲は衰えず､体調がいい時は病室でストレッチやスクワットを行うなど体力作りに励んでいたとのこと｡
また､関係者が見舞いに来ると､寝間着からブラウスとカーディガンに着替えて応対し､11月に入っても元気そうに会話していたというが､今月10日に容体が急変したという｡
明るく裏表のない性格で多くの著名人から慕われ､"芸能界のお母さん"と呼ばれた森｡
舞台復帰は叶わなかったが､彼女の笑顔は多くの人の記憶の中で生き続けるはずだ｡(伊原)
森は体力の衰えなどを理由に2010年4月から芸能活動を休止｡
今年9月に肺炎の兆候が出るなど体調を崩したため大事を取って入院していたが､そのまま帰らぬ人となった｡
甥の柳田敏朗さんはこの日､
｢これまでは仕事柄､ゆっくりと時間が作れなかったので､家族とともに､この最期の時を一緒に過ごすことができましたこと､ありがたく存じております｡本人にとっては大変に幸せな人生であったと存じます｣
と書面でコメントを発表｡
生前の森の希望を受け､14日に親族4人だけで密葬を済ませたため､死後4日たってからの公表になったという｡
京都府京都市出身の森は1935年に映画女優としてデビュー｡
戦後は喜劇の舞台やテレビ出演など長い下積み生活が続いたが､1958年に脚本家で後に東宝の重役も務めた菊田一夫氏に才能を見いだされ､1961年､41歳にして舞台『放浪記』で初主演｡
同舞台は前人未到の上演回数2000回を達成し､2005年に文化勲章､2009年には女優として初めて国民栄誉賞を受賞した｡
関係者によると､森は9月に入院してからも舞台復帰への意欲は衰えず､体調がいい時は病室でストレッチやスクワットを行うなど体力作りに励んでいたとのこと｡
また､関係者が見舞いに来ると､寝間着からブラウスとカーディガンに着替えて応対し､11月に入っても元気そうに会話していたというが､今月10日に容体が急変したという｡
明るく裏表のない性格で多くの著名人から慕われ､"芸能界のお母さん"と呼ばれた森｡
舞台復帰は叶わなかったが､彼女の笑顔は多くの人の記憶の中で生き続けるはずだ｡(伊原)
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