カーネーション」のヒロイン交代に批判殺到!? 「尾野真千子出演シーン増やして」

回を重ねるごとに評価を上げ、今年に入ってからは視聴率20%超えが続いている朝の連続テレビ小説『カーネーション』(NHK)。
今月31日の最終回に向けて、さらに盛り上げていきたいところだが、ここにきてNHKにはクレームが殺到しているという。
『日刊ゲンダイ』が報じている。

同紙によると、クレームが寄せられるようになったのは今月3日以降。
つまり、主人公・小原糸子役が尾野真千子(おのまちこ=30)から夏木マリ(なつきまり=59)へバトンタッチされた直後からだ。

「まず『なぜ尾野が出演しないのか?』『尾野が演じる糸子の回想シーンを増やして』といった尾野を惜しむ声。
いきなり12年後という時代設定にも違和感を持たれているようで、『物語が、興味がないおばあちゃんと孫娘との子育て日記に変わった』『夏木は実年齢に近いとはいえ今までとギャップがあり過ぎる』『岸和田弁がヘン』と主役の夏木の演技や、脚本に苦言を呈するものまで数多く寄せられているそうです」(NHK関係者:日刊ゲンダイ)

尾野は女学生時代の14歳から晩年の60歳までという幅広い年齢の糸子を熱演。
高い演技力と流暢な岸和田弁で糸子というキャラクターを作り上げ、作品の人気を支えてきた。

それだけに、ヒロイン交代にはNHK局内でも意見が分かれたとのこと。
そもそも長い朝ドラの歴史の中で、子役を除くヒロインの交代は1983年の『おしん』や1999年の『すずらん』など数例あるが、放送開始後に新たなヒロインが発表されるのは異例。
NHK側は、
「放送開始頃から夏木さんにオファーしていた」(引用:日刊ゲンダイ)
と強調しているが、尾野本人にヒロイン交代を伝えたのは昨年末とも言われており、局内の混乱ぶりが伺える。

では、なぜNHKは反対意見を切り捨ててまで、夏木の起用に踏み切ったのだろうか。

「夏木の抜擢は、主人公のモデルとなった小篠綾子と夏木がプライベートで親友だったからともっぱら。
また、尾野は共演する娘3姉妹の新山千春、川崎亜沙美、安田美沙子と同世代。
尾野が晩年を演じるとコメディーになってしまうと危惧したこともあるようです」(関係者:同)

なお、夏木版『カーネーション』の視聴率は5日が21.3%、6日が20.1%。
これまでとさほど変わらないように思えるが、様子見という可能性もある。
最終回に向けて視聴率が下がってくるようであれば、尾野のサプライズ出演もありえるか。(伊原)


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