二宮和也が独自の演技論を激白! 最近の若手俳優と自身の演技は「真逆

人気グループ・嵐の一員として活躍する傍ら、俳優としても高く評価されている二宮和也(にのみやかずなり=28)。
2013年公開予定の話題作『プラチナデータ』で主演を務めることが発表されたばかりの彼が、女性誌『MORE』で独自の演技論を語っている。

「仮に、クライマックスに怒鳴るシーンがあったら、大切にするのは、怒鳴ることよりも、その間合い。
相手役や観客をどれだけ黙らせられるかは、間合いにかかっているのかな、と」(引用:MORE)

演技をする上で、何よりも"間合い"を大切にするという二宮。
自身の演技は、最近の若手俳優のそれとは真逆なものだと明かす。

「たとえば『ワンシーンごと100%の力でやります』っていう若い役者さんもいらっしゃるよね。
まったく否定しないけど、オレは真逆。2%で演じるシーンもあれば20%の時もある。
それは作品をトータルで観た時に100%であってほしいから」(同)

二宮はこうした独自の演技スタイルで、「ギャラクシー賞」「ドラマアカデミー賞」「東京ドラマアウォード2011」など数々の賞を受賞。
日本を代表する演出家・蜷川幸雄(にながわゆきお=76)や、アカデミー賞監督賞を2度受賞している巨匠クリント・イーストウッド(81)からもその才能を絶賛されている。

また、彼は演技に入る前の「役作り」に関しても独自のこだわりを持っているという。

「やせたり太ったり、見た目を少し変えるくらいはするし、役に必要な習いごともするけど・・・。いわゆる内面的な役づくりはしない。
この人物ならこういう考え方かもと分析するとか、台本にない役の人生まで想像して履歴書を書いてみるとか、そういうことは一切しない。
だって、それは観客が求めてることじゃないもん」(同)

自ら築き上げたスタイルを突き詰める二宮は、先輩役者に憧れを抱くことについて、
「意味はない気がする」(同)
と否定的。
その理由を、
「その方たちがどんなに素晴らしくても、完全にその人にはなれないし、『誰か』になりたいとおもった瞬間に『自分』は残せなくなるんだよ」(同)
と語り、今後も『自分』を大切にした演技をしていくと誓っている。

近年、ジャニーズタレントが主演を務めるドラマや映画は不振が続いている。
一部ではジャニーズタレントの起用に厳しい声も上がっているが、二宮はこうした状況を打開できる数少ない存在といえそうだ。(伊原)


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