｢あいのり｣制作会社が倒産｡負債総額は約2億円!!

フジテレビ系列で放送された人気番組｢あいのり｣などを手掛けた番組制作会社｢ニッポンクリエイティブビジョン｣が1日付で解散していたことが10日､明らかになった｡

同社は89年(平成元年)5月に設立｡フジテレビ出身の代表のもと､フジテレビ系列の制作プロダクションとして業務を拡大｡

ピーク時にはキー局を中心に｢あいのり｣をはじめ｢クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!｣｢ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーこれができたら100万円!!｣など多数の人気番組を抱え､98年3月期には年収入高約29億円を計上｡その後も20億円台の年収入高で推移していた｡

しかし､05年3月期以降は､レギュラー番組の終了のほか､スポンサー収入の落ち込みによる制作会社への発注価格の大幅な引き下げなどから収入は急激に減少｡

07年3月期の年収入高は約8億8400万円と10億円を割り込み､約9800万円の当期損失を計上｡

09年には｢あいのり｣が終了し､近時のレギュラー番組は｢エンタの神様｣ほかバラエティ番組､紀行番組やCSのプロレス中継などにとどまっていた｡

清算人の弁護士によると､負債総額は約2億円という｡(松野)

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