SMAP･香取慎吾､｢座頭一｣の借りは｢両さん｣で返す!?

SMAPの香取慎吾(かとりしんご=33)が映画界から〝総スカン"を食らいそうだという｡一体なぜなのか――｡そのあたりの事情を｢東京スポーツ｣が報じている｡

同紙によると､その原因は香取が映画業界に打診し始めているという新たな主演映画｡

香取といえば､鳴り物入りで公開した｢座頭市 THE LAST｣が大コケしたばかり｡

同映画は公開のタイミングに合わせて｢とくダネ!｣｢めざましテレビ｣｢とんねるずのみなさんのおかげでした｣｢お試しかっ!!｣などの番組に香取を出演させ､大々的に宣伝したのにもかかわらず､公開から3週目で興行収入ランキングのベスト10から脱落｡

2週目までの興行収入は約2億5千万円｡3週目で多少上乗せはあったとしても､3億円には届くか届かない程度だろう｡制作費は5億円と見られ､さらに宣伝費もかかっていることから大赤字は確実だ｡

そんな香取が､新たな主演映画にとターゲットにしたのが､昨年の夏にTBSで放映された｢こちら葛飾区亀有公園前派出所｣なのだという｡

同紙には｢香取サイドの意気込みは買いますが､数字が取れないのではどうしようもないですからね｣というある芸能プロ幹部の談話も紹介されている｡

それもそのはず｡ドラマ版｢こち亀｣は､平均視聴率9.3%と惨敗し､ネットでの評判も最悪だった｡

ドラマの共演者からも｢映画化したとしても失敗するだけだ｣と懐疑的な声が上がっているとか｡

実際に､共演者の一人である俳優の速水もこみちからは､｢映画化した場合は出演を辞退したい｣といった声も出ているという｡

低視聴率男と揶揄されるもこみちまでが辞退するようでは､たとえ配役を代えたとしても結果は見えている｡

｢座頭市｣が大コケして大ピンチの香取サイドが焦るのも仕方ないだろうが､出演者の人気におんぶだっこするより､作品の完成度を高めるほうが先決だし､それに応じて出演者も演技を磨くべきだと思うのだが､さて…｡(松野)