バンビーノ第4話あらすじ完全版

バッカナーレでの地獄の日々を終え、博多に戻った省吾(松本潤)だが、あの厨房に戻り活気に包まれていたいという思いでいっぱい。将来まで誓い合った恋人の恵理(吹石一恵)がいてもどこか心が浮いていた。
翌日、省吾は就活帰りの恵理と待ち合わせしデートをすることに。苦しかった修行の様子などカフェでまったり話している時、省吾が突然「オレ、東京へ行こうと思う」と言い出す。
省吾はバッカナーレでの修行が忘れられず、あの店で腕を磨きたいと考えたのだ。
このことを告げた省吾は理江にも東京へ来て欲しいとお願いするのだが、恵理はこのことに怒る。将来のことを考え就活をしている以上、簡単にあなたについていけないと。
そして、恵理はそれでも東京に行くかと省吾に問い詰めるが、省吾の答えは変わらなかった。翌朝、恵理と暮らす部屋で省吾が目を覚ますと恵理の姿がなかった。
実は恵理は一人六本木に来ていた。省吾が自分を捨ててまで働きたいという店を偵察に来たのだ。そこで恵理は美幸(内田有紀)や与那嶺(北村一輝)のサービスで心をほぐされていった。
恵理は美幸に「厨房を見せてほしい」と頼み込み、いざ厨房へ。厨房を初めて見る恵理にとってはそこが戦場のように見えた。そしてその戦場の中、喜びに満ちた表情で仕事をしてる省吾を見て、思わず涙をこぼすのであった。

 それから省吾は、母(余貴美子)に「大学を辞めて料理人になりたい」と頭を下げる為実家へと戻っていた。頭を下げる息子に対して「あんたがやりたいようにやりんさい」と優しく笑う母の表情が、省吾にはたまらなく有り難かった。
 その夜、川辺で座り込む省吾に恵理が声をかける。しばしの沈黙の後、恵理は「好きだから応援したい。私たちは別れることになるけど負けないで!」と恋人にくちづけ、泣きながら走り去っていった。
 そしていよいよ、省吾は東京へ。恵理は実家へ戻ってしまう。もしかしたら博多にも帰れなくなるかもという不安や自分の決意の重さがのしかかる。
しかし、溢れそうになる涙をこらえ、省吾は走り出したのであった。


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